ネットワークのトラブルに

どんな時でも「DHCPサーバーから取得」で済むとは限らない。


シグマリオンをネットワークに加える場合、ルータを使用していれば大概、自動に設定してくれます。
が、それだけじゃ上手くいかない場合だってあります。
そんな時、この「vxUtil」を使って手動設定を試みてみましょう。

まず、これが「vxUtil」を起動した画面。
上にずらっと並んでいるのが、各機能を呼び出すボタンです。

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ここでは、私が実際に使った実例を紹介することにします。

私が遭遇したトラブルというのは、宿泊先のホテルでLANに接続しようとして、「サーバーがみつかりません」というエラーメッセージが出て繋がらなかったというもの。
普段は、「IPアドレスをDHCPサーバから自動取得」をチェックし、ネームサーバーは全て空白の状態で問題なく繋がっていたのですが、どうやら、それでは接続出来ないらしい。

そこで、「vxUtil」の「Info」機能を使って、シグマリオンのLANカードのIPアドレスを調べます。

並べ替えられた「お気に入り」

上の画面のように、ネットワークの設定に必要な数字が表示されます。

次に、シグマリオンのコントロールパネルの「ネットワーク」から該当するLANカードのプロパティを開きます。

「IPアドレス」の設定では「IPアドレスを指定」にチェックを入れ、「vxUtil」で調べた各アドレスを入れて行きます。

「ネームサーバー」の設定でも「プライマリDNS」「セカンダリDNS」を入れます。

設定を済ませた後、LANカードを一度抜いて、再度挿入。
これで、見事LAN接続に成功しました。

私の場合、これだけで無事繋がりましたが、手動設定後もまだ上手く行かない場合、「Ping」を使って指定されたアドレスのサーバーと通信が確立されているかを確認するとか、「Lookup」を使ってDNSサーバーが正しく動作しているのかを確認するなど、別のツールを使ってさらにトラブルの原因を究明することが出来ます。

自宅でのネットワーク構築や、街角無線LANが普及している中、このソフトは必須と言えるかも知れません。(2002/07/27)

vxUtil:http://www.cam.com/vxutil.html

参照ページ
週刊Windows CE通信:http://www.watch.impress.co.jp/mobile/column/wince/2000/01/06/