2001年7月の日記

シグマリオンとの蜜月日記(笑)です。


2001年7月31日(火)
■ 7月。
 いろんなことがあったね。この、ろくに更新されていない日記を見る度、今月、起こったことを思い出すんだろうね。
 人に傷付けられ、人に慰められ、人に失望し、人に期待する。人間の幸不幸は、結局、人との関わり方で決まるものかも知れない。パソコンのディスプレイの向こう側に、いつも誰かの姿を見ている。目で追っているものは、OSAKAの文字ではなく、それを綴った人の心。
 ロボット工学の最先端を追ったドキュメンタリーを見た。パソコンの中の設計図と金属のパーツによって生み出された、人の姿に似た精密なマシン。それに携わる人たちが皆、口を揃えて言う。「人間ってすごい」と。指の動き一つ、胎児のように身体を丸める動き一つ、まだ十分に再現することは出来ない。
 それでもいつか、人間と寸分違わぬ身体を持ったロボットが誕生する時は来るだろう。けれど、どうしても、人に適わないものがある。形がないもの。だから作ることが出来ないもの。人であるために、失ってはならないもの。
‥‥‥‥‥‥暑い暑い2001年の夏に。

2001年7月19日(木)
■ 罠。
 私は「週刊アスキー」をわりとよく購読してるんですが、パソコンの情報が欲しいというよりも、読み物として結構面白いと思うんです。で、「週刊アスキー」で連載中の「松井の辞典」というコーナーが、本になったということで、ちょっと立ち読みでもしてみようかなと。そんで、気が向いたら買ってもいいかな、くらいの感じで本屋へ行きました。
 ところが、ないんですよ。まだ出たばかりだから、平積みとはいかなくても、どこか目に付くところにあるんじゃないかと探してみたけど、ない。
 どうしても欲しいというわけでもなかったのに、探しているものがないとなると、妙にムキになってしまって、書棚の隅から隅まで探しまくりました。
 すると、予想していたコーナーとは別の場所に、一冊発見。「やったぜ」という達成感でその一冊を掴み、一直線にレジへ。お値段1,300円。ちょっと高いような気も…。が、しかし、せっかく見つけた探し物ですから、この際値段には目をつむりましょう。13,000円ってわけじゃなし。
 満足感いっぱいで書店を後にして数分後、「あれ?私、この本、そんなに欲しかったんだったけ?」
 はめられました、罠に。
 松井英樹さん、週刊アスキーの関係者の皆さん。これをもし読んでいらっしゃったら、私にリーボーステッカーください。っていうか、リーボーに投稿すべきだった?
2001年7月18日(水)
■ 着メロ。
 この間、友達と食事をしていて、携帯から「海のトリトン」が流れ出した時、二人が同時に自分の携帯に手をのばしました。偶然にも、二人ともメールの着信音を「トリトン」にしていたのです。気が合うというか、何というか、思わず二人して苦笑です。
 「トリトン」は彼女に譲ることにして、その後の私のメールの着メロは「夏祭り」。季節的にもイイ感じでしょ?「夏祭り」は、元々、「ジッタリンジン」というバンドの曲で、最近「ホワイトベリー」というアイドルグループがカバーしています。お祭りのわくわくした気分が伝わってくるメロディもとても良いし、なんと言っても歌詞がせつなくて可愛くて、すごく好きです。
 シチュエーションは、夏祭りで初デート。
「彼女の洗い髪の香り」
「浴衣姿」
「人混みではぐれそうだけど、手をつなげない」
「金魚すくいに夢中になって彼女の浴衣の袖が濡れている」
「遠くに友達の姿をみつけて少し離れて歩いた」
「二人でする線香花火」
「いろんな話をしたけど、好きだってことだけ言えなかった」
いやん、もう、「きゅ〜ん」って感じ(笑)
 著作権の関係で、歌詞まんまじゃないんですけどね。でも、なんか、とお〜〜〜〜〜〜い(そんなに?)青春の一コマが、甘ったるく甦ってきませんか?
 そんなわけで、メールの着メロの鳴るのが待ち遠しい、今日この頃でございます。

2001年7月16日(月)
■ 夏休みの絵日記方式。
 つうわけで、遡って日記書くのす。でもネタのある日だけなので、飛び飛びなのす。んじゃ、行ってみるのす。

7月6日(金) 出張日記その1
 今日は移動日。夕方までに現地に入ればいいということで、かねてより懸案の美容院に行くことにする。着々とべっぴんさんへと変身中、携帯が鳴る。ものすご〜く嫌な予感通り、会社の後輩から。仕方なしに電話に出る。
「あの、小暮さん?1時までにこっちに入ってもらえます?」
「広島からそこまで、電車の所要時間、2時間なんだけど。今何時?」
「えっと、11時半です」
「1時まで後何時間?」
「え〜、1時間半ですね」
「電車の所要時間は?」
「2時間」
「で?」
「あ、不可能っすね。じゃあ1時は無理として、なるべく早めにお願いします」
「はいはい」<どうでもいいと思っている時の返事
「今日、晩飯、焼き肉らしいですよ」
「おげ。すぐ行きます」<いきなり行く気満々(笑)
というわけで、焼き肉目当て緊急の呼び出しのため、昼食もとらず急ぎ現地へ。
 時刻表上最速のペースで現地入りし、携帯で、「で、何をやれと?」と訊ねたところ、「あ、すみません。もう済んじゃいました。後は、ホテルで待機…」
「(ぶちっ)」<携帯を切る音
 空腹を抱えつつ、ホテルに入り、呼び出しがかかるまでふて寝。数時間後、携帯が鳴り晩飯の召集。
「やっきにく♪ やっきにく♪」
頭の中では焼き肉コールがぐるんぐるんに回ってます。そして案内された店の看板には、
「○○ラーメン」
って、こら〜!
 そりゃ、ラーメンも餃子もホルモン味噌炒めも美味かったです。でも、焼き肉〜〜〜!!

7月7日(土) 出張日記その2
 今日から出張本番。野外にテントを張ってのお仕事。高原を吹き抜ける風の爽やかさに感動したのもほんの一瞬。なにせ、こちとら、冷房ガンガンの室内で一日机についてる毎日の人。後はひたすら暑いだけ。
 そして、この日、私には、夕方どうしても広島に帰らなければならない用事がある。昨日焼き肉に思いを馳せつつやってきた道のりを、そっくり元へと引き返し、滞りなく用事を済ませて、再び現地への電車に飛び乗る。広島発22時。現地着24時。
 とりあえず、乗ってさえしまえば、寝ていてもJRは私を現地へ運んでくれる。爆睡の私を乗せて電車は順調に走…。ん?止まってないか?しかも駅でもないところで。そこへ車内アナウンス。
「ただいま鹿と接触したため、安全確認のための点検を行っております」
って、こらっ!鹿だと〜〜〜?!
 一体ここはどこ?

7月8日(日) 出張日記その3
 さて、本日も前日同様、野外でのお仕事。昨日の薄曇りに比べて今日のこの晴天は何?高原を吹き抜ける爽やかな…(以下、前日と同様につき省略)。
 更に、今日は過酷な労働が私を待ち受けていた。それは、テントをはじめとする全ての施設の撤収作業。私なんて、普段ボールペンより重い物持たない生活なんすよ。なのに、丸椅子10個を100m運んで3往復って、そんなのヒドイ。
 それでも、ちっとずつごまかしながら、出来るだけテントの下(日陰)へと避難していたのだか、とうとうテントの撤収という非常事態に。ああ、もう、私を守ってくれる頼もしいテントさんはいらっしゃらない。
 7月の午後3時の日射しを後頭部に浴びつつ作業すること1時間余。最後は意識朦朧。
「は〜い、終了〜!お疲れさま〜」
 ああ、帰れるの?お家に帰っていいの?マジで涙のあふれそうになった出張の終焉でした。

7月9日(月)と7月10日(火)
 本社の部長、課長、係長。支店の課長、係長。各県の責任者。
 そんなお歴々が、何故、こんな一介の営業所に集結するの?そして、それのおもてなしは、私一人でやらなくちゃならないの?出張の疲れがばっちり溜まってるのに?弁当の手配だ?勝手に食いに行きやがれ。コーヒー入れろだ?缶コーヒーでも買って来やがれ。冷たいお茶だ?水でも飲んで我慢しやがれ。
 ああ、私、そんな酷いこと考えたりしないのよ、普段は。ただ、ちょっと疲れてるの。ただ、ちょっと、ものすご〜く疲れてるだけなの。
 この日、私は、人格崩壊しました。

7月14日(土)
 もう、今日は寝たる〜。誰が何と言おうと、寝て寝て寝まくってやる〜。
 そして、寝た。

7月15日(日)
 昨日の睡眠補充でやや元気を取り戻したところで、お買い物に出かけてみる。新しいミュールなんて履いてみたりして、ちょっと女の子気分(もちろん、気分だけ)。バス代を払うのに、財布の小銭入れのところのファスナーを引っ張ったその時「ぷち」。あ、壊れた。えっ、うそ〜〜〜〜!
 自慢じゃないけど(と断るあたりがすでに自慢)、ヴィトンの財布なんですよ〜。私の所有する数少ないブランド品で、ものすごく気に入ってるものなんですよ〜。ファスナー壊れたくらいで、サヨナラしたくありません。ひ〜ん(泣)。
 その足でヴィトンショップへ行き、修理を依頼。
「あの、今、壊れたところなんで、中身がまだ入ってるんですけど」
「あ、わかりました、なにか袋をお持ちしますね」
ここで、私の邪な下心が頭をもたげる。
『もしかして、ヴィトンのモノグラムの入った、レア物の袋とかかしら。うふふ』
1分後、ショップのお姉さんが持ってきたのは、何の変哲もない普通のビニール袋。はいはい。そんなもんですよ。ちっ!
 そして、修理が出来上がるのは一ヶ月後。ここはドコモショップかと、一瞬錯覚しちゃいました。仕方なく、その間に使う代わりのお財布買いました。もちろん、ふつーのお財布です。
 ま、実は、勢いで別のヴィトンの財布を買っちゃいそうだったんですけどね。ええ、ええ、私にその財力があればね。一つ残らず買い占めたる〜。

 は〜、どうにか日記が日付に追いついたわ。今後も度々登場しそうだわ、この「夏休みの絵日記方式」。っていうか、日記は毎日書きましょう。これから夏休みに突入するそこの小学生!(は、ここ見てないか) 8月31日に泣かないようにな。大人の言うことは聞いとくもんだぜ。<説得力ゼロ
2001年7月11日(水)
■ お詫び。
 ただいま、管理人は、肉体的及び精神的に著しく疲労しております。大変申し訳ございませんが、少しの間、日記をはじめとするコンテンツの更新、掲示板のレスが滞ることになりそうです。
 というような事を書くと、来ていただいた方々にご心配をおかけすることになるとは思うのですが、何も言わないまま、サイトをほったらかしにするのはあまりに無責任と思い、あえてお断りすることにしました。
 管理人は不在になりますが、常連の皆さんがきっと留守を守ってくださることと思いますので、どうかこれまで通り、掲示板をご利用下さい。たぶん、そう長い期間ではないと思います。そして、必ず、戻ってまいります。勝手を申しますが、よろしくお願いいたします。
2001年7月4日(水)
■ 続・僕たん。
 以前にも、ここで取り上げた「僕たん」。(何のことか分からない方はこちらへ)
 私の職場の同僚が、すっかりこの「僕たん」にはまってしまい、「俺は『僕たん』部長になるために、これから、渋さと可愛さの両方を会得してみせる」と宣言しました。その修行に私も協力することになり、彼の言動がプリティな時は「可愛い〜!」と評価してあげて、その都度「可愛い度、1ポイントアップ!」とポイントを加えて行きます。
 それから数日が過ぎ、彼の「可愛い度」は着実にアップしているのですが、渋さが1ポイントも上がっていません。彼曰く、「44才までには、渋さなんざあ、勝手に身に付くものさ。はっはっはっ!」<たぶん、勝手には身に付きません。
 ところで、彼が何故、「僕たん」を目指しているのかというと、「渋さと可愛さの両面を持った男こそ、最も女にモテる」からだそうです。はあ、そうすか。まあ、頑張ってくれたまえ。