D-snap

SDマルチカメラ【D-snap】で遊ぼう。


 D-snapの魅力、というか私が惹かれた最大のポイントは、その小ささとデザイン。これは、もう好みの問題なので、多くの方に絶対お薦めとは申しません。ただ、この二点に価値を見い出す方、その為には性能・機能には目を瞑る、そして、その為になら価格的にも妥協出来る、という方だけが購入に踏み切ってくださいませ。
 また、後で触れますが、画質がどうとか動画の動きがどうとかにこだわる方にも、お薦めはしません。私が満足していても、そうじゃないという意見の方はたくさんいらっしゃるでしょう。このページを見て買うか買わないかの判断は各々でしていただくとして、他人の買ったものに文句をつけるのは、どうか、ご勘弁いただきたいと思う次第でございます。

参考サイト

商品説明
Panasonic D-snaphttp://www.panasonic.co.jp/products/dvc/DIGICAM/av10/
(FlashPlayer 5 以上が必要です)

客観的な評価が知りたければこちら
WS30の世界-D-snapのレビューページ-http://www.pit-japan.com/ws30/dsnap01.html
WS30の世界-TOP PAGE-:http://www.pit-japan.com/ws30/index.html
(デジカメについての話題・情報満載です。D-snap以外のページもお薦め)


まずは、箱を開ける楽しみから…。

お約束だけど、まずは箱。 中に入ってるもの。

 こういう時は開封式もお楽しみの一つです。で、まずは外箱から(写真左)。なんてことはないんですが、外箱に本体カラーの写真が載ってるのってちょっと珍しいかな、と思いました。色を区別するシールが貼ってあるとかが普通かなと思っていたもので…。
 私が買ったショップでは、店頭展示品が、シルバーとブルーしかなかったので、「赤をください」と言うと、店員さんが箱を開けて、「こんな感じです」と見せてくれました。その時の私の一言「わあ、可愛い!」(笑)

 そういえば、あの日、私の他にもう一人、D-snapを熱心にいぢり倒している中年の男性がいらっしゃいましたが、あの人、買ったのかなあ。ちょっと気になります。

 中に入っているもの(写真右)。電源コード、ACアダプタ、映像/音声入力コード、イヤホン、ストラップ、巾着ケース、本体(中に、バッテリーパックとSDメモリカードを装着済)となってます。
 イヤホンは、既に幾つも持っているので、付属のものは使ってません。この写真には写ってませんが、ストラップはどこで手に入れたのか覚えていない「アビ婆」(笑)を付けてます。

スタイルを見てみましょう。

正面。 後ろ。

 さて、本体。液晶を開いたところはこんな感じです。この、まんま「デジカム」というスタイルが気に入ってます。ちっちゃいのに、いっちょ前に生意気じゃんって(笑)

最大の魅力、そのサイズは…。

 比較対象は、DoCoMoの「N502it」。サイズ的にも都合がいいということと、なんか綺麗でしょ。赤いD-snapと並べると、紅白で、おめでたいし。
 見ての通り、ほぼ同じサイズと思っていただいていいです。厚みや幅は、D-snapが一回り大きいですが、最近の多機能携帯は、このN502itより大きく重くなっているので、大雑把に「携帯サイズ」と言えるでしょう。
 レンズ、フラッシュ、マイクは一ケ所にまとめてついてます。各モードの切り替え、設定の為のボタンははレンズの反対側に。上部にあるのは、シャッターボタンです。その横にSDメモリカードスロットがあります。本体下部には、ヘッドホン端子(外部画像入力端子を兼ねる)と電源コードの端子があります。

 こうやって当たり前のことを説明しても、たぶん、私がこいつに惚れ込んだ理由は上手く伝わらないでしょうね。だって、感性の問題だから。シグマリに一瞬にして惹かれたのと同じで、くわぁ〜って炎が燃え上がっちゃったんだもん、仕方ない。どう使えばいいのかとか、何が出来るのかとかは、これから考える。シグマリの時もそうだった(笑)
 ただ、ブツについてはちゃんと調べました。それでも後悔しない。それでも、やっぱり好き。そう思えたから買ったんです。だから、しつこいようですが、もう一度繰り返します。「D-snapを、とても素晴らしい! と思わないでください。欠点は山ほどあります。価格も決してお買得とは言えません。それでも良ければ、『君も仲間にならないか?』」(笑)

(2002/3/15)


静止画はどうかしら?

* 画像をクリックすると原寸大で開きます。

市内電車。ファインモードで撮影。
晴天
半屋外(天窓から日光が射し込む状態)
フラッシュなし

ミスタードーナツ。ファインモードで撮影。
屋内(窓際)
フラッシュなし

 どちらも、レタッチなどは加えていません。D-snapの静止画については、結構厳しい評価をよく見るんですが、私の見る限り、Che-ez! SPYZより良いような気がするんですよね(端の方ゆがんでるけど)。Che-ez! SPYZで撮ったものは、補正必須。あと、Che-ez! SPYZには液晶がないので、フレーミングが難しい。大体、被写体が真ん中に写ってることがない(笑) だから、画質云々じゃなくて、液晶を見ながら撮れるのは素人には失敗が少なくていい、ってことかも知れません。


メインの動画。

* それぞれ、上の静止画と同じ条件で撮影しました。
* サムネイルをクリックすると動画の再生が始まります。
* 動画を見るにはWindows Media Playerが必要です。
* ちなみにシグマリオンでは見ることが出来ません。

発車。 約22秒
823KB
ドーナツください。 約14秒
665KB

 これを、「なんだ、こりゃ」と見るか「なかなか良いじゃん」と見るかは、人それぞれだと思います。私は、かなり良い方の評価をしてます。
 それは、たぶん、D-snapを何に使うかということに左右されるのではないでしょうか。間違っても、美しい、なめらかな動画を撮ろうと思ってはいけません。あくまでお遊び。仲間内でお互いの醜態を撮りあって、後で(或いはその場で)あざ笑いあう、というのが正しい(?) 使い方じゃないかな。それが楽しいんじゃないかな。と私は思います。
 それから、WEBにアップしたり、メールに添付するには、せいぜい30秒くらいのクリップにした方がいいですね。1MBを超えるファイルは、見せる相手にとって迷惑でしょう、きっと。
 こういう使い方をメインに考えると、バッテリーの持ち(連続使用:約60分、間欠使用:約30分)も、ある程度納得出来ると言えなくもない。まあ、本当は、もう少し持って欲しいですけどね。室内での撮影には極力ACアダプタを使うということですか。


その他の使い方。

 AAC音楽ファイルを聴くとか、テレビやビデオから映像を録画して見るとかが出来ます。が、しかし、やはり、バッテリーの持ちを考えるとこれらの使い方は今一つ現実味がないかもな、と思います。
 それから、ICレコーダとしても使えますが、録音された音声はパソコンでは再生出来ないようなので、これも実用性があるとは言えないでしょう。

総合的な感想。

 欲しくて買って、まだ数日しか使ってなくて、今は嬉しい嬉しい、楽しい楽しいというところなので、あまり批判的なものは出て来ません。
 しいてあげるとすれば、操作性に難があるということでしょうか。電源ONから立ち上がりまでが、かなりもたつく。「MODEボタン」「MENUボタン」「ジョグダイヤル」で各モードを選択し、画質やフラッシュの有無などを設定しますが、ボタンが小さくて押し難いと感じることもあります。
 本体のサイズをここまでコンパクトにしたことで、一つのボタンに複数の機能を割り当て、それらを切り替えながら使うというのは、必然かも知れませんが、ちょっと時間かかりますね、撮影態勢に入るまで。まあ、慣れればもう少しテキパキと操作出来るようになるのかも知れませんが…。
 私の使い方だと、静止画と動画の撮影(及び再生)以外はほとんど必要ないわけで、その分、機能をシンプルにして価格を下げ、操作も簡単にしてもらえたら良いのになあ、と思います。でも、買っちゃったから、今さらそういうのが出ても困るんだけど(笑)
 ああ、それから、付属の8MBのSDメモリカードは容量少なすぎ。それと、SDカードリーダ付けとくべきじゃないかな。私は持ってたから買わなくても済んだけど(というか、SDカードとカードリーダ持ってたから、D-snap購入の踏ん切りがついたとも言える)、持ってない人はその分も出費に上乗せだからね。
 って、結構、不満ありそうですか?(笑)

というわけで…。

 物欲の果てを、ただの無駄遣いにしないために、無理矢理一つのページを作ってしまいました。
 最後に、もう一度。D-snapの客観的な評価が知りたければ、どうか別のサイトを探してください。ここに書いてあるのは、親馬鹿というか、持ち主馬鹿というか、そういうことだけです。
 欠点いっぱいだけど、見た目と玩具っぽさが気に入って買ったわけですから、私は今、とってもハッピーですわ。おほほほのほ。

(2002/3/16)