三重文化会館(11/16)

<変身忍者 嵐 様より>

いえぇぇぃ!みんなぁ元気かぁい!

そんな木枯らし1号を吹き飛ばすような
元気いっぱいな殿下の第一声で津のMASSは始まった…

間も無くMASSが始まるから行くべきところへ行って、
出すべきものは出して…

おお!めずらしく前説ではなく諸注意事項が…

それから各自歳相応の準備体操をきちんとして…

うっ…やっぱり準備体操は必要なのねこのMASSは。

三重県と言えば四日市でのMASSの帰りを思い出す…
あの当時なぜか悪魔の姿のまま俺はタクシーに乗っていた。
隣には相棒のゼノン石川も…
車の窓からいしかわくんの姿を見た奴らが
「あ!化け猫だ!」と騒いでいた。
「なにぉぉ!俺の大事な相棒になんてぇ事をいいやがるんだ!」
そう我輩は文句を心の中で言ったのだった…

とっても殿下らしいエピソード…っておもっちゃいました。

殿下の前説でのほんわかした気持ちも
あっと言う間にすっ飛ぶMASSがサクサク始まる。

どんどんどぉぉん!
そんな感じの曲が終わって閣下のご挨拶。
そのご挨拶の中でこんな事を仰る…

20世紀狂詩曲が三重ではベスト10入りしているとか…
それじゃ何で会場で完売しないんだぁ!

みんな買っちゃってるからですってばぁ…
ちゃんと予習してきてるんですよぉ〜閣下ぁ。

ここ4・5年の間に出した経典じゃ
そんな所に載った事無い場所にチャートインされている…
これで解散するって言うのになぁ…
数日前にやったロマン高原の賀陽町総合会館も
会館以来始めてチケットが完売したと言う…
まったくもって面白い事だ…

この話しが前振りになって曲へ入って行く…
その次の曲だった。
何時もは歌っている間中ステージを
ところせましと走り回っている閣下が両サイドのギタリストの横で
土俵入りをしながら歌を歌われていたのは…

おもわず黙って見つめちゃいました…拳を上げながら。
四股を踏んでから迫り上がりまできっちりと…
何があったのでしょうか?単なる心境の変化なのかしら…

そして構成員紹介。

先日のディナーショーの時にリハーサルが早く終わったので、
各構成員はそれぞれ自分の泊まっている部屋に戻って色々とやっていたのだが…
彼は開演の30分前に起こしてくれと侍従に頼んだのだが、
その頼まれた侍従がすっかり彼を起こすのを忘れていた為に、
MASS開演の5分前にボケボケの彼を連れてきたのだった。
それでは紹介しよう!侍従に忘れ去られた男。

閣下の紹介で殿下がステージ中央部に出て来る。

殿下:あのさ俺、別に寝てた訳じゃ無いんだぜ…
   プレステでゲームをやってたのさ…
閣下:ああ、そうだったんだ、仕事だもんねぇ…
   あ!こう見えてもライデン殿下は雑誌の連載を持っているから…
殿下:ゲームしながらさぁ…時計見てて、30分前だけどいいのかなぁ?
   …20分前になってもまだ呼びに来ないなぁ…
   15分前になっても来ないんだよな…
   それでさぁさすがに10分前になったら
  『こりゃぁ不味いんじゃねーか?』って思ってさぁ
   侍従の携帯に電話したんだよ、そしたら話し中で繋がらないんだ…
   でっ他の侍従に連絡したんだ
  『もしもし湯沢だけど…』『はい?』『湯沢だけど』って。
   その時さぁ俺以外のメンバーはその侍従のいた部屋の隣にそろっててさぁ
   そいつは俺がそこにいるもんだと思ってるから話しが通じなくてさ…
  『これこれこう言う事情で今部屋にいるんだけど…』って言って
   迎えに来てもらったんだよ…
閣下:そうだったんだ…
殿下:おれさぁ…もしかしたらバラードナイトだからドラムはいらねぇっ…とか
   裸で出てきて欲しくないからって干されちゃったのかと思って…
   どうしようか?って思ったんだ…
閣下:(おおうけして笑い転げる)

そっそんなぁ…殿下がいなきゃだめでしょう。
バラードだってドラムがなかったらお話しになりませんよぉぉ

俺さぁ今日めちゃめちゃ気合入ってるんだよなー
1曲目○○でガーン!
ステックがバキッ!
俺の顔の横を折れたステックがピューって飛んでいってさぁ…
で、さっきの×××でもステックまた折れちゃったし…
そんな調子で後半戦も盛り上がるぞぉぉっ!

元気いっぱいの殿下。
軽快なメロディに乗ってステージ下手から退場されました。

さて、我々聖飢魔IIのリズムセクションは
モンスターリズムセクションと呼ばれているが、
モンスターは日本語で化け物って言う意味になる。
もしかしたらそれは四日市で彼が化け猫と呼ばれた事がきっかけ
…なのかも知れない…

閣下の紹介で和尚がステージ中央部へ…

和尚:どうも…
   しかしデビューした当時はプロフェッサーとか教授って呼ばれてたんです
   けどね…何時から和尚になっちゃったんでしょかね?
閣下:ああ、そんな風に呼ばれてた事もあったよね…
和尚:でも『きゃープロフェッサー!』とかって言いづらいですからねぇ…
  (黙って頷く閣下)

和尚:しかし閣下凄い汗ですねぇ…
閣下:そう…こうやると汗が飛び散るんだ…
  (頭を勢い良く前に振り下ろす閣下…それを避ける和尚)
   楽屋に着替えに行くじゃない。汗がしたたり落ちてくるからさぁ、
   スタッフに風を送りましょうかって言われるんだけど
   身体は寒いから断ってるんだよね。
和尚:私も汗はかいてるですけどね…
閣下:そう言えばよく演歌歌手とかで涼しい顔をして歌ってる奴がいるじゃん?
   あれって我輩は不思議でしょうがないんだよね…
   我輩は身体が温まらないと声が出ないからさぁ…
和尚:そんな事を言っているうちにまた汗が…
閣下:これから紹介するうちの構成員もあんなに涼しそうな顔をしてるのにさぁ
   戦闘服の下は汗を物凄くかいてるだよね、
   彼の衣装はステージが終わった後乾燥機に一日入れておいても
   未だ乾かないって…スタッフが言ってる。

そんなこんなの汗かき話しをしばらく和尚と閣下でしておられた。

「みんなぁ汗をかく和尚はすき?」
そう一言言い残して和尚は去って行った…

働く男の汗は格好良いですよぉ和尚。

えーっと今日はどっちから紹介するんだっけ…忘れちゃったよ…
まぁいっか。
それでは涼しい顔をして汗をかく男を紹介しよう…

戦闘服の見えない場所に汗をかかれるのは長官であった…
確かにアンコールの時のブラウスは汗ででろでろになってますよねー

相変わらず涼しい顔でギターを奏でながらの登場。
指先で爪弾きながら、ぱっと顔を閣下と和尚に向ける…
視線に崩れる閣下と和尚…

なるほど、長官の視線は構成員にも威力があるのですね…感心感心。

「今日は会場に男が凄く多いんだよな…なんかすごく嬉しいぜ…」
長官の言葉に会場から『気合出せぇ!』の声がかかる。
「気合出せ…大きなお世話です…」
へへっと笑ってトークが続く
「実は俺は今ちょっと風邪気味で…
その上昨日のディナーショーで5分前アナウンスなんかを
させられちゃったもんだから…今日のMASSは少し力を抜いてみたんだ…
そしたらこれが思いのほか良い感じで演奏ができて…
こんな事ならもっと前から力を抜けば良かったんだよなって思った」 

お疲れ様です長官…そう言えばすこぉし鼻声に磨きが掛かっている気も…

ちょろちょろっと、トークをすると清水さんも闇に消えていった。

参謀もやっぱり男性客が多い事を話しのネタに持ってきていた。
ご自分の声があまり低くないので、低い声がお好きだとか…
そんな参謀のトークに閣下が低音で割ってはいられる。

閣下:すると参謀はこう言う声がいいんですか?
参謀:低い声は出るんだけど…なんて言うんだろう…こう…
  (腰の辺りの両側に手のひらを添えて押し出すようなポーズで)
閣下:声に厚みって言うか…重みみたいなものが出ないって…言うんですね?
参謀:そう…

その後しばらく低音の声のお話しをされておられました。

参謀:そう言えばさぁ…大阪で俺たちホテルに泊まってたじゃん。
   その時にさぁ、何でも好きなものを頼んだら造ってくれるって言われて…
   ランチメニューでも何でもできますって言われたんだよね。
   それでさ、おれは夜にパスタランチが食いたいって言って造ってもらった
   んだけどさ、あれちがってたんだよな。
   次の日、閣下だっけパスタランチ食ってたの?
閣下:我輩はパスタランチは食べたけど皆の前では食べてないよ…
参謀:そうだっけ?とにかく誰かが食べてたんだけどさぁ…それにはデザートの
   パンナコッタがあったのに俺にには無かったんだよ。
閣下:パンナコッタがついてなかったなんて、なんてこった!
参謀:……うわぁ〜寒っ!
閣下:なんで一緒に言ってくれないんだ?言うと思ったのに…
   何年コンビを組んでると思ってるんだ?
参謀:そんな寒いギャグやる奴なんかと一緒に仕事なんかできねぇ!
   俺は辞める!解散だぁ!
閣下:ああ良いとも!我輩も12月で辞めてやる!

お二方とも満面の笑顔で罵り合い解散宣言をされてました。

参謀:もうねぇ表面上はニコニコして仲が良さそうだけど、本当はギスギスして
   酷い状態さ。ははん、芸能界って言うのはそう言う所さ。
   愛だの恋だの口では言ってるけど、そんなのは皆うそ!
   皆で幸せになりましょうなんて、そんなの有得ないって事さ!

急に変な口調で参謀が話しはじめる。
そんな参謀の様子をあっけに取られた顔で閣下が見つめている。

参謀:この世の中は上にいる奴と下にいる奴がいるから成り立ってるんだ…
   いいか?みんなが幸せな世界なんて天国じゃないんだから有得ない!
   …ってね、口調は全然違うけどこの前美和明弘さんが言ってたんだ…

そこまで参謀が一気に言うのを聞いていた閣下は、
最後の『三輪明弘』と言う名前を聞いてなんか安心した…そんな顔をされる。

閣下:そんな事を言ってたの?
参謀:そう、喋り方とかは全然違うけどテレビでそう言ってるのを見てさぁ
   良い事言うなこの女男って思ったんだ…

すっかり何時もの口調で笑いながら話す参謀。
私もホッとしました…この前の便器の中の芋虫がやっぱり寄生しちゃってて、
とうとう羽化しちゃったのか!?って…一瞬不安でしたもの。

最後はルーク参謀、ちゃーんと何時も笑顔でトーク終わってくれました。
ああ、良かった。

それから先は緩急交えながらもステージの上下ともども、
汗まみれの状態で本編が終わり少し休憩を挟んでアンコール。

そうそう。
危うく忘れる所でした…
MASS中閣下は2度ほどホールの名前を勘違いされてましたですよ。
「リージョンプラザ!」
そりゃ去年の総世紀末計画の時の会場ですがな…
口からその名前が出た瞬間、閣下の顔にちょっと苦笑いが浮かぶ。

よほど心に響く名前だったのでしょうね…
「津 リージョンプラザお城ホール」って…

確かにあまり無い名前かとも存じますが。

MASSの中の閣下のお言葉でひときわ印象的だったのはこんな感じでしたか…

諸君これから先、
何年か過ぎても木枯らし1号が吹く頃になったら…
今日と言う日の事を思い出してくれ。
あの時聖飢魔IIのMASSに参拝して…
腕が痛くなるほど拳を上げた事などを…

タイミング良く木枯らし1号が吹いたMASSだからって閣下は楽しそうに…

最後の最後、閣下の後説で三三五五締めをして津の…
三重県の最後の聖飢魔IIのMASSは終わったのでした。

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福島県相馬市民会館(11/18)

<変身忍者 嵐様より>

…ところでなんで私はここにいるのだろうか?
そこはかとない疑問を胸に秘めて福島県相馬市民会館の前に居た。

会場の前には、先の夏ツアーのセットの一部と、ご自由に写真をおとり下さいの
張り紙と会場の名前…へ?その横には見なれない張り紙がもう1枚。
『大槻某氏出生地…』

大槻某氏って…えーっと確かイベンターの人だよねぇ…
ステージで仮装とか色々されてる…ふぅ〜ん

以上のような感想を頭に持ちながら会場の中に入る。

ロビーと言われる空間は無いに等しいほどの広さ…
ごった返すその中をすり抜けてホールの中に入る。
…えーっと…
一昔か二昔前にあったような風情の有るこじんまりとした内装…
時代の流れをふつふつと感じさせられる薄いクッションの座席。

ステージの方に視線をやってびっくり!
へっ?どうしちゃったんですかこのセット…
背景は暗幕だけだし、大掛かりなセットのバルコニー部は無いし、
機材のセッティングも仕掛けの一部のはずなのにそれもセットされている…
う〜む…私の頭の中には疑問がうじゃうじゃと沸き起こっていた。

本日は19時の開演です!お席のほうにお早めにお着きください。
何処のホールでも言われている言葉が聞こえている。
そんな事を言ったってさぁ…10分から15分押しが定刻でしょ?

とは言うものの狭いロビーでたまってるのもねー
その程度の気持ちで椅子に腰を下ろして仲魔と話し込んでいた。
(ツアー告知の最初っから相馬のチケットは取ってなかった私を
今回ありがたくも拉致って下さった私の飼い主殿である…)
ホールの中にはSEで昔のMASSの前説とか音響効果がながされていた。

からんからんからん…
鐘の音が聞こえ風の音が聞こえる…時刻は定刻5分過ぎ。

これってホンちゃんMASSの鐘?

浮かぶ疑問に輪を掛ける姿がステージに現れた。
表の張り紙に書かれていた名前の当事者…ハンズの大槻某氏である。
一体全体何が起こったのだろか?

大槻氏は風の効果音が静まるのをただ黙って待っていた…そして

本日は聖飢魔II大黒MASSツアーLIVING LEGEND
相馬市民会館にようこそお越し下さいました…
私はハンズの大槻と申します。
聖飢魔IIの活動も残すところあと40日余りとなりましたが、
なぜこのような時期に相馬市でMASSが行なわれるのか?
疑問にお思いの方もたくさんおいでの事と存じます。
私は生まれてから18年間この相馬市で育って参りました。

はぁ…さようでござりまするか…

常々、私は自分の親に、
子供がどのような仕事をしているのかを知って貰いたいと思っておりました。
口で説明するよりは見てもらったほうが早いのではと考えまして、
吉本興業にお願いを致しまして、
職権乱用でこの相馬市でMASSを行うように手はずを整えたのです。

お〜いっ!大槻さぁぁ〜ん
会場からは『ああ、なるほどね…』そんな雰囲気が立ち上る。

しかし、実際にこの会場にきてから気がついたのですが、
ステージがとても狭い!
メンバーとスタッフの皆様から思いっきり顰蹙を買いながらも
色々とご苦心頂き本日の公演となりました…
もし万が一明日以降に私が包帯などを巻いておりますのを見かけられましたら、
ああ…そうなんだと納得をしていただければと存じます。
それでは聖飢魔IIの最後の田舎MASSどうぞお楽しみ下さいませ…

大槻氏はクリップボードに書かれた原稿を読み上げ一礼をして去って行った。

もっのすげぇ職権乱用。
いや…ここまでくるとお見事としか言いようが無いんですけどね…
ぽかーんと口を開けたまま私は大槻氏を見送ってしまいました。

彼が立ち去ると客電が落ちてホールが暗くなって行く。
さぁここから先は何時もどうりの大黒MASSだぁ…って、まてっ!
構成員の方々はどうやって登場されるの?
○×はセットされてるし、
あそこにはどう考えたって△▼はセット出来ないよねぇ…

私の疑問とは裏腹に照明の色は次第に変わって行く
そしてBGMも…

構成員の方々(閣下以外の楽器担当4悪魔様方)と松崎様は、
MASSの終演時に退出される所から順番にお出になられてこられた…
スモークの中…最初にルーク参謀のお姿が…??!!

きゃぁぁっ!さんぼぉ!
それってめちゃめちゃ可愛らしい!

このところゴールデンな御髪をタンポポの綿毛のようにされていた参謀。
今夜は前髪を二つに分けて垂らし
そのすぐ後の髪の毛をちょっとづつねじってピンで留めていらっしゃる。
遠目から見ているとヘアバンドしているみたいに見える♪
でっ後の髪の毛はふわんふわんの金髪ぅ
しっかりと両方の耳をお出しになってるし…

いーな♪いーなっ!すっごく可愛いっ
(でも悪魔な時だけですよねその頭は…世仮の時じゃ怖いっすマジ)

すっかりそんなルーク参謀に魂を奪われているうちに構成員様方はスタンバイの
位置に着かれ閣下をお迎えする準備が整っていた。

…閣下、今夜はどうやってご登場されるのかしら?
今回の登場のされ方は綺麗であると思う。
格好良いのではなく綺麗な登場のされかただと私は感じている。
でっ?どうやって今夜は?

曲の最高潮になったところで閣下のご登場。
ステージの後部の暗幕を左右に開かせてのご登場である…

ふむ…そう来たか。

閣下の登場で1曲目が始まる…
そして2曲目のイントロが流れた。
何で?!どーしてこれが2曲目に来るの?

過去に2曲目になった曲は3曲ほどある…
でも今夜の2曲目の曲はツアーメニューの日替わり曲の中の1曲なのだが…
えぇえぇっ?とか言いながらも結局は…まぁいーんですけども…である。

普通ならここで3曲目に休まずにはいるのだが閣下のMCに入った。

お前等、今日のMASSはどんな風になるのか楽しみだろ?
実はなぁ我輩も今日、幕が開くのが凄く楽しみでわくわくしてたんだ。
取り合えず曲をやってみると判るんだけど、
この会場は若い奴らが結構多いんだが、実に良い。
曲を知らないけど乗ろうとする姿勢が伺える。

う〜ん妙に閣下は楽しそう。
いや、閣下だけじゃ無いんですけどね楽しそうなのは…

その後、閣下は昨日食事をしたお店の箸袋を取り出され
その袋に掛かれている『相馬盆歌』の歌詞の一節を読んで聞かせた。

(ご興味のあるお方はインターネットで相馬盆歌をお探し下さいませ)

相馬盆歌の一節を朗読下さったあとはちゃんと3曲目に入られる。
最近すっかりはしょられているその曲に入る前の前振りをフルコースで…

会場内はおおうけでした。

続いて昨年の都道府県網羅で一番めちゃめちゃに歌われたあの曲。
私がカラオケでもイントロを聞いてドキドキする曲。

それから小芝居系の2曲が続き
リズムセクションの見せ場の盛り込まれたあの曲。
毎度毎度の事ながら…いやぁカッコ良いっす。
無論ちょっとしたあの仕掛け部分も楽しみなのだが…

そして休憩…あー構成員のご紹介がやってくる。

彼はカメラを向けられると必ずと言って良い程変な顔をしてしまうのである…
気がついていないときは格好良いショットが撮れるのだが、
カメラに気づくとすぐ変な顔をして見せるので、
カメラ目線の彼の写真にはカッコイイモノが無く、
何時もカメラマンに怒られているのである。

「だって恥ずかしいじゃん」
そんな一声で殿下がステージセンターに出てこられる。

いえぇ〜い、相馬市。
なんかさかぁ、さっきっから田舎MASS田舎MASSって言ってるけどよぉ
俺の住んでるところは埼玉県なんだけど、この辺とあんまりかわんないぜ。
まぁしいて言えばコンビニが8時過ぎに閉まっちゃう事だな…
駅前にあるのに…
出来れば今度来るときにはせめて1時ぐらいまでやってて欲しいな!

『ごっん!』突如おっきな音が会場に響く

…ってててぇ…またマイクにぶつかっちゃまったよぉ…
(客席から心配の声が上がると…)
ああっ大丈夫だから!そりぢゃぁ後半戦もゴッツンゴッツン行くからよ!
ぢゃな!

去り行く殿下の足取りに合わせてコミカルなテンポの曲が流れていた。

さて、次に紹介する彼、彼は今日人一倍乗ってます。
どうしてそう思ったかって言うと、我輩は彼のソロの間に着替えるんだけども、
いろんなパーツをこうやってとっかえひっかえして
『っしぃ!』って思ったら未だベースソロの音が聞こえてるんだよね…

そんな閣下のトークの間和尚は団扇をパタパタ扇いでおいででした。
先ほどの白熱したベースソロの余韻が未ださめやらずと言う感じでしょうか…

「いえぇ〜い!ありがとぉおっ!」
すこぉし甲高い独特の声で和尚が手を振る。

閣下:しかし石川さん今日は本当に長かったですね…
和尚:…すみません…反省してます。
閣下:いやそれが悪いって言ってるんじゃ無くって…
和尚:今後は自粛して短く弾くように精進を致します。

閣下の話しが全く和尚の耳には届いていないらしい。

閣下:だから今日は乗ってましたねっ!って言ってるの!
   誰も長いから短くしろなんて言ってないでしょ!
和尚:あぁそうですか…まぁベースを弾けって言われれば30分でも40分でも
   私は弾きますよ…
閣下:それじゃ…
   本日のMASS終了後、ゼノンのオールナイトベースソロがあるから
   聞きたりない奴はそこで存分に聞いてくれ…
和尚:閣下、それは堪忍してください。
   オールナイトでベース弾いたら指がすり切れて無くなっちゃいますから…
   まだこれから先つかうんですし…

なんともすっとぼけた和尚のお言葉。

その後、しばらくご宿泊先のホテルのお部屋環境を話された和尚は
マイク前から去って行かれた。
ご自分の退場の音楽をご自分で演奏しながら…

さて、こうやってツアーが長くなってきて寒くなってくると、構成員やスタッフ
の中にも風邪をひいてる者も多くなってくるのだが、今から紹介する彼。
彼は本当に元気です。できればその元気の秘訣をひとつ披露して頂きたい。
…別にその話しでなくても構いませんがね…

閣下にそう話しを振られた松崎様は自分の元気の源は今日はハムカツだと…
それも大槻氏のご母堂様の差し入れのハムカツだとおっしゃられた。

「あのカツ関係は大槻さんちのさし入れだったの?
我輩なんにも知らないでバクバク食べてたけど…
誰も何も教えてくれないからさぁ…」
松崎様のお話しにちょっと拗ねて閣下はそう仰っておられた。

我輩も今風邪をひいているんだがこれから紹介する彼も風邪をひいている…
ただ症状が違うんで…我輩はハナなんだけどね…彼は咽喉。
そう仰ってルーク参謀をご紹介された。

客席からは「さんぼーだいじょーぶー」とか女性陣の声が飛び交った。
そんな心配色の声に軽く手を振られニッコリと微笑む。

「まぁねもうだいぶ良くなったからさぁ…」
そのお言葉に一安心…人吉のシャワーで風邪を召されてから結構経つけど…
今年の風邪は中々治らない…

参謀はご自分の風邪の症状が咽喉に来ているのをご存知なので、
風邪を伝染さない為に、極力閣下のお近くへは行かないようにと、
なさっておいでだそうで…

参謀:だってさ俺の風邪が閣下に伝染しちゃったら凄く不味い事になるじゃん…
閣下:我々は会場まで車で移動してくるんだけど、
   その時に喫煙車と禁煙車に分かれて通常は移動している。
   しかし参謀は非喫煙者にも関わらず、我輩に風邪をうつさないようにする
   為にケムリモクモクの車に乗って会場入りをしてくれている…  
参謀:でもね喫煙組の奴らも俺に気を使ってくれてさぁ
   あんまりタバコを吸わないようにしてくれてたよ…

ご自分から喫煙車に乗られる参謀もそうだけど、
喫煙される構成員方もみんなちゃんと気を使い合っておられる。
なんかすごく聞いてていーなーって思う。

参謀:困っちゃうのが打ち上げの時なんだよね…
   最初に場所が決められなくってさぁ、閣下が席に着かれたのを確認して、
   よし!それじゃって一番遠い席に俺は座るようにしてるんだけどね…
閣下:そうそう…もうま反対、対角線上に参謀が座るの
   それで口もほとんどきかないんだよね…
参謀:だってさぁ話しをすると色んなモノが飛ぶじゃん?
   それで会話とかしないんだけどさぁ、
   知らない奴らが見たら俺たち本当に仲が悪いって見えるんじゃないかな?
閣下:そう、参謀がそんなに気を使ってくれてるのに、この前の打ち上げの時、
   我輩の斜め前に風邪をひいてるハンズの大槻が座っちゃって…
   一生懸命いろんな話しをしてくるんだよね…

笑いながら閣下がそう仰った。

職権乱用して相馬MASSを企画した某大槻氏!
参謀がこんなに気を使われているのに君がそれじゃだめじゃん。

さて、この会場に集っておられます大人の皆様、お待たせ致しました。
これから先はオトナの時間。
素敵なトークでロマンティックな雰囲気をご堪能下さいませ…

閣下はそう言われてすっ…と闇の中に姿を消される。
代わってギターを爪弾きながらエース長官が姿を現された。

えーっ…私、以前から会う人会う人に
『住むんだったら相馬が良いよ…』と勧めて参りまして…
もっともぉ私は住む気はさらさらありませんけどね…

長官はこのところこのフレーズがお気に入りの御様子。

しかしなんでこんな中途半端なところでMASSをするんでしょうかねぇ…
もうちょっといったら仙台に行けるのに…
なんて話しをだらだらしているうちに…
もう駅前のコンビニも閉まっちゃいましたよ…
こんなに夜更かしなんかしちゃって…
えーっと…ここは相馬市ですか、するってぇと常々私の気になってしかたのない
『浜通り』のある所じゃありませんかぁ!

長官の気になる『浜通り』って何の事なんだろ?と首を傾げて悩んでいる間に、
「へぃ!君も僕と一緒に『浜通り』と『中通り』の間にある
『トキメキ通り』を探しに行こうよ」と叫んで彼も又闇の中に消えてしまった。

構成員紹介も終わりMASSは佳境に突入する。
でも選曲が何時ものMASSとはなんか違ってる…
これって相馬市Verなのかなぁ…

アンコールに入ってからだったかその直前だったかちょいと記憶があやふやだけ
れどもこんな事を閣下が仰っていらっしゃった…

相馬市、チケットこそ完売しなかったがそれでも
このツアーのワーストワンは免れたそうだな…
この前鹿児島のMASSの時、我輩の発生日イブだったんだが…
その時よりも今日のほうが人が入っているんだよな…
まぁどうでもいいことなんだがな…

そう仰る閣下のすこぉし悔しそうな顔がちょっと…
でもねぇど平日の鹿児島はやっぱしちょっと参拝は難しいですよぉ…
相馬はちょっと参拝しにくい所だけど木曜日だし…
ねぇ…

そして相馬でも世界人口の推移のお話しをなさい、
鹿児島よりも100人ほど少なくなった残り人口と相馬市役所に向かい
会場全員でザマァミロと連呼させておられました。

ちなみに相馬市民に市役所の方向を確認なさっておられましたが、
ステージ向かって右なのか左なのかが結局判らず、
結局ステージから向かって下手側後方の非常口に向かって叫ぶ事になりました。

アンコールの最後の曲は最近ご無沙汰だったあの曲。
明るいテンポのその曲に会場はすっかりハイ状態。
静寂に包まれた相馬市の夜と掛離れた盛り上がりで、
相馬市で催された最初で最後のMASSは終わりを迎えたのだった。

その後、私は飼い主とその仲魔達の車に積まれ、
真夜中の山道をアクセルべた踏み時速50kmで東京へと戻ったのでした…
『おぞう交通』に感謝!

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仙台市民会館(11/20)

<変身忍者 嵐様より>

仙台…エース宗なら1度は参拝してみたい土地。
その地で迎える最後のMASSがやってまいりました。

仙台MASS参拝のチケットは即日完売だったと閣下が仰った。
そんな会場にふさわしい彼の声でホールは沸きあがっていた。

仙台市に浅からぬ因縁を持つと彼は言っていた。
…そして
おばぁちゃんは元気でした。
ついでにお小遣いも少し貰っちゃいました!
と…めちゃめちゃ嬉しそうな声でエース長官が。

…長官、お小遣いもらったんですか?
そりゃぁまぁ幾つになっても可愛い孫なんでしょうけども…
少々長官が羨ましい今の私の財布の中身。

子供の頃に見知った町並みも変わって行った仙台市。
駅の反対側なんかそりゃもう物凄く変わってしまった…
少々昔を懐かしむような事をお話しになられておられました。

さて、いきなりなんですが今日は何の日?
翌日は某構成員の御発生日にあたる日。

よどみ無くMASSが進行し、とある曲での事。
このツアーの目玉の一角を担う例のコーナーが終わった時でした。
本来ならばそこからゼノンさんのベースソロが始まる所。
格好良く登場するはずの和尚のかわりにとんでもないお姿の閣下が…

頭に金色のとんがり帽子を乗せて、
鼻にメガネのくっついたおもちゃをくわえて…

本来はお顔に付けるものなんだけど…
ねぇ…まぁ諸般の事情でなんですけどね(苦笑)

それと一緒にピロピロ〜っと音の出る笛もくわえられて、
真っ赤な陣羽織のようなモノを戦闘服の上に羽織られてのご登場。

客席はもちろん、いしかわくんが出て来ると思っていた殿下もぽかーん。
「ハッピバースディライデン殿下ぁ」
くぐもった声で閣下が叫ぶと、それを合図にスタッフと構成員方がぞろぞろ…
そしてハッピィバースディを演奏される。
会場も一緒に御発生日祝いの歌を歌う。

殿下は大慌ててドラムセットからステージ中央部へ…

動物の被り物をした侍従が3人何かを奉げ持ち殿下を迎えた。
「さて、それではここでライデン殿下に蝋燭を吹き消して頂こう…
 今回は特別に殿下のお好きなモノをご用意させていただいた。
 まずカツ丼、それからカレーライス、そしてスパゲッティ…」
中身は客席から確認できなかったが確かに皿に蝋燭が立っている…
閣下のお言葉に殿下もおおうけの御様子…

蝋燭に炎が燈され会場の電気が落ちる…
3つに別れた蝋燭の炎を殿下が勢い良く吹き消された。

そして恒例になっている一気コール。
まずカツ丼…箸を手に取りかっ込む姿が男らしい。
次にカレーライス…スプーンを掴みご飯とルーを混ぜて口に運ぶ…
そこで少々咽込まれておられる…が、殿下は怯まない!
そのまま最後のスパゲッティに向かわれ…フォークで巻き上げ口へ…

さすがに全部はお召し上がりにはなられなかったが、
口じゅういっぱいにほうばってモグモグしている殿下は嬉しそうだった。

「さて、それではゼノン石川和尚から餞のベースソロをどうぞ!」
閣下の言葉に和尚がベースソロをひきだした。
大慌てでドラムセットに戻って行く殿下。
口の中にはカツ丼とカレーライスとスパゲッティが入ったままで…

今回は運良く殿下のドラムセットが良く見える位置におりましたので…
ちょっとだけご報告です。

ドラムセットに辿り着くと殿下は片手でミネラルウオーターを掴み、
それを飲みながらも残った手足で見事に
和尚のベースソロのリズムを刻んでおられましたです。

和尚のベースソロが終わり某曲に戻りそれが終わると構成員紹介。

最初は先ほど御発生日を迎えられた殿下。
何時もにもまして元気いっぱいにステージ中央に飛び出して来られる。

殿下:いやぁいいねぇさっきのカツ丼にカレーにスパゲッティナポリタン?
   あれ食ったからもうこのまますぐに後半に突入しても大丈夫なぐらい!
閣下:(無言で首を左右に振り苦笑いを浮かべる)
殿下:あ!さっきのやつ俺、今夜の打ち上げで食うから残しといてね。
   しかしさぁ俺1度ステージの上でカツ丼食ってみたかったんだよなぁ…
閣下:ライデンはステージでモノを食った事無かったんだっけ?
殿下:(しばしお考えになられ)無いっ!

客席からりんごは〜?との声が掛かる。

殿下:あれは違う。俺の言ってるのはご飯!
   俺の大好きなメシの事でそう言うんじゃ無くってご飯!

信者からの声におもいっきり力説される殿下。

閣下:しかしよくあんなものを食べた後ですぐにドラムが叩けるよね…
殿下:俺は他人の3倍胃は丈夫だから。そのかわり腸は3倍弱いけどね…
   それじゃぁ後半もこの調子で頑張るぞぉ!

そう叫んで殿下は下手袖に去って行かれた。

閣下:なんならそこの隅っこで(下手モニタースピーカー付近を指して)カツ丼
   食いながら他の構成員の話しでも聞いてればいいのにね…

いやぁ〜んそんなの…見てみたい。

さて、次は先ほどライデン殿下に餞のベースソロを贈ってくれたゼノン石川ぁ!

どうも…ぜのんいしかわです。

和尚がご自分の名前を名乗られる時ってなんとなくヒラガナ表記な気分になる。

先ほどはライデン殿下の御発生祝いのベースソロを弾いたのですが…
もしも盛り上がらなかったらどうしようかって凄く不安でした。
でも、お陰様で大変盛り上がり何とか大任を果たせて良かったです。

和尚、今夜もベースソロ格好良かったですよぉ!
もぅ男らしさ爆発でした。

えーと私達は昨日仙台入りを致しまして、
仙台名物の牛タンをめいっぱいいただきまして…
その時に思いっきり唐辛子を掛けて食べたんですけども…
そう致しましたら今朝起きてお腹がピーピーになっちゃってました。
こりゃぁ不味いなぁと思いまして私はユ○ケル皇○液ロイヤルを購入して…

お腹がピーピーなんですよねぇ?和尚…
なんでユン○ル○帝液なの?
ちぃと疑問が私の頭を過って行った。

わたしはああ言う薬なんかについてる説明書とかを読むのが好きで…
なんか読んでるだけで効いてきた気がしちゃうんですよね…
それでユンケ○の説明書を読んでるとね…
滋養強壮とか色々書いてあってねぇ…
有効成分とかを見てると物凄いモノが書いてあったんですよ…

何が書いてあったんだろうか?
想像を絶するものだったら結構嫌かも…

以前にうこんをうんこと間違えて読みまして、
ああ、ちょっとだけなら薬になるんだなぁって思った事がありましたが…
『ゴオウ』と言うのが入ってましてって…
それって何だかしってます…牛の胆石なんですよ。
もうわたしは驚いちゃいました…
胆石もちょっとだけなら薬になるんですね。
そんな訳で今夜は牛の胆石パワーでがんばるぞぉぉっ!

※ちなみにゴオウとは…
 牛黄はウシ(牛)の胆嚢または胆管中に、病的に生じた結石である。
 形状は大小、球形、卵形、三角錘状をなし径は1〜3cmで、黄褐色〜赤褐色、
 軽質で砕けやすい。
 品質は産地で異なり、オーストラリア産が良質で、
 ついで北米、南米、ヨーロッパ、インドの順とされる。
[薬効]
 鎮痛、解熱、解毒薬で不老長寿の薬とされ、
 日本では脳溢血、中風や高血圧症に用いる。
[成分]
 コール酸、デスオキシコール酸やアミノ酸と結合したクリコロール酸、
 タウロコール酸や胆汁色素のビリルビン、ビリベルジンなど各種含有する。
※以上 協力namachi調査 「和漢薬情報」より

和尚はそう叫ばれると、
今夜もまたご自分で退場のBGMを演奏しながら下がって行かれる…
閣下の背後を通ってご自分の立ち位置へ向かわれる途中、
和尚のベースのテンポが急にゆっくりになり、その場に和尚がしゃがみ込む…

どうかされちゃったのですか和尚?
ちょっと心配になって見ているとまたベースのテンポがアップしはじめて、
和尚がむっくりと起き上がり、軽妙なステップで帰って行かれた。

あんたは『爆風のほーじん』かいぃぃっ!
思わず客席から突っ込んでしまいました。

松崎様は昨日のオフにされたお買い物のお話しをして下さいました。

本屋で色々と書籍を物色していると隅っこの方に980円のCDがあったそうで
した。そこで松崎様はたまにはホテルのお部屋でCDを聞くのも良かろう…と、
その中から『レクイエム』を選ばれご購入されたそうでした。
ホテルに帰られて、曲を聞こうと思われCDを取りだして見るとご自分の購入さ
れたCDではなかったそうでした…ちなみにモノは『ダッタン人の踊り』
その後、松先様はCDをご購入された本屋さんへ行かれ、
めでたくご希望の『レクイエム』を入手されたそうでした。

でも実は私、そのCDは結局聞いてないんですよね…

松崎様はそう締め括られた。

この会場には仙台の信者の集いに参拝したものも多くいると思うが…
閣下は仙台信者の集いの事を前振りにされ参謀をご紹介される。

今年の信者の集いは参拝された方はご存知かと思いますが、
各構成員の方々が秘蔵になさっておいでの写真を色々持ち寄られて
信者に解説付きでご披露下さったのです。

参謀は初めて悪魔に変身された時のお写真をご披露下さったのですが、
背景が暗くて参謀の御髪も短く黒くてハッキリと見えず、それを逆手に取られて
『じつはこの時巨大アフロだったんだ』とか冗談を仰ってたのです。

そんな参謀のトークを聞いていた某ハンズの大槻氏が、
とある悪戯を思いつき、それをこの仙台の集いで披露された時のお話しでした。

参謀:それでさぁ俺はその写真の事なんか全然知らなかったからさぁ…
   こうやって自分でスイッチを切り替えてたんだよね…そしたらいきなり…
閣下:あれは仙台の昼の部だったよな…

違います。仙台の昼じゃありません。
だって私はそれを見てないもん…

参謀:その瞬間膝から崩れ落ちて、俺はそのままステージに寝っ転がっちゃった
閣下:スライド用意するの大変だったらしいね…
参謀:そうらしいよ…なにしろスライドって言うのが直に出来るもんじゃ無いし
   ちょうどゴールデンウイークでさぁ…色んな所を探したんだって…
   それでなんとか出来るって言われたんだけどさ、仕上り日には彼は俺達と
   一緒に仙台に居るわけじゃない…スライドを取りに行く暇が無いんだよね
   …で、彼は会社に連絡をしてスライドを仙台まで運んで貰える人を探させ
   たんだってさ…

詳細はこうだった。
でき上がったスライドを新人君が引取りに行き、駅へ向かう。
仙台に行く人を探してスライドを預け、その人の乗る列車とその人の名前を仙台
で待ってるスタッフに連絡を入れる。
駅に到着すると自分の名前を書いた紙を持った人がいるから、
その人に荷物を渡して頼まれ事が完了…

なんちゅー会社なんだ…

参謀:一応ねスライドを持って行って貰う人に菓子折りを渡したそうだけどさぁ
   その人はスライドを引取りに来たスタッフに
   その菓子折りも一緒に渡しちゃったんだってさ…
閣下:受け取った奴も気が効かない奴だなぁ…
参謀:いや…その菓子折りが気持ち悪かったんじゃないかなぁ…
   だって預かったらやっぱり中身とか見ちゃうでしょ…それがアレじゃ…
   貰った菓子折りだってどんなもんか薄気味悪くて…
閣下:ああ確かにそうかもしれないな…
参謀:それでその後、新人研修中だったから彼は日誌にその事を書いたんだって
   それを読んだ大槻氏はそこに
  『貴方は今日、不可能を可能にすると言う事ができる事を知りましたね』
   って…良い話しだと思わない?

…うう…それって本当に良い話しなんでしょうか…

しっかし、そんな事だったら一声掛けて下されば。
喜んで私が仙台までスライドを運んで差し上げたのに…
そしたら仙台昼の部の集いで崩れ落ちる参謀が拝見できたのに…
誠に残念な事だと思いました。

そして最後はエース長官。
色々と思いで深い仙台での最後のMASSのトーク…
どんな事を話して下さるのかと期待を込めて待っていた。

私は幼少の頃から仙台とは深く関わりがございまして…
本当に色々な方々にお世話になりました。
もっともお世話になったのは親戚のおぢちゃんやおばちゃんにでございまして、
ここにお越し頂いている方々には全くお世話になって下りません。
無論、MASSにお越し頂いている事に関しましては感謝を致しておりますが、
それとこれとは全くの別問題ですので
皆様そのへんをくれぐれもお間違えの無いように宜しくお願い申し上げます。

そんな感じの内容の無い話しをのらりくらりと長官は仰る。

そりゃぁそうでしょう。
少なくとも私は長官がご幼少の頃お世話が出来るわけ無いですから。
ホールにはへたすりゃ未だ生まれてない信者さんやお客さんだってお越しの筈…

ギターを弾きながらトークをしているご自分の事を
『いな かっぺい』のようだと長官は仰っておられました。
子供の頃お世話になったおじさんが『いな かっぺい』氏のファンで、
彼の車に乗ると否応無しにテープを聞かされておられたそうです。

しかしどうして皆さんは『いな かっぺい』氏をご存知無いのですかねぇ…
まぁ彼は地域密着型だから仕方ないのかも知れませんが…
そこへ行くと私は全国区ですね…まぁどうでもいい事なんですけど…

そう言って長官は去って行った。
「いえーぃ仙台!」とか何も盛り上げるような言葉を言わずに…
ひたすらのらりくらりとトークをされて…

仙台に集っていたエース宗の方々は思いっきり消化不良気味なのでは?
と心配になってしまった最後の仙台MASSであった…

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北海道厚生年金会館(11/23)

<変身忍者 嵐様より>


相模大野からスタートしたこのツアーふっと気がつけば今日は札幌…

そんな和尚の言葉が開演直前のホールに響く
そですねーふと気づけばもう…残るは…否。
考えるのはやめよう、とにかく今はこのMASSを堪能しなければ!

札幌と言えばわたくしには大変想い出深いところです。
生まれて初めて飛行機に乗って札幌に来たのは今を去る事15年前…
聖飢魔IIでゾッドの後任になる少し前の事でした。
当時売れないミュージシャンだったわたしは
『月に20万円ほど稼げるんだけど…』と言う甘い言葉に騙されて、
札幌のロックンロールカフェバーで働く事になりました。
しかし、その店に行くとオーナーに『君の髪型じゃロックは出来ない』と言われ
ムリヤリ床屋に連れて行かれてリーゼントにさせられてしまったのです…

和尚のリーゼント…ちょっと想像を絶するモノが…

結局そのこオーナーと上手く行かずギャラも貰えずに帰る事になったのです。
わざわざ飛行機に乗って髪をリーゼントにして帰ってくるなんて、
なんてぇ粋狂な遊び人じゃありませんか。

いえーいさっぽろぉ!
今夜は床の段差ではこけないぜぇぃ!

…お噂はかねがね伺っておりましたがこの地でしたか…
和尚が転んだMASS会場っていうのは…
確かにステージに段差がある…エプロン状に一段低いステージが…
この段差にこけられたのですか…

そんな和尚の軽妙なトークで札幌の…北日本最後のMASSはスタートした。

数曲が終わり閣下が客席に声を出させる。
色々な地名や単語を鸚鵡返しで叫ぶ…
「赤苫小牧、青苫小牧、茶苫小牧…」
あうぅぅ…早口はちぃと苦手ですぅ。
舌を噛みそうになりながらもなんとか言い終わるとまた…
「赤真駒内、青真駒内、茶真駒内…」
そう閣下はきっちりとカツゼツ良く言いたかったに違いない。
でも言えない…なんべんトライしても言えない。
悔しい閣下は客席に振った。
客席は見事に一発でOK。その時の閣下のもらした呟き…ちくしょー

でーさん負けず嫌いだからなー

おい!札幌ぉ、いったいどうしたって言うんだ。
今日はずいぶんと温かいじゃねぇかよぉ、
我輩は仙台にいた時よりも1枚着てる物が少ないぞ!

うーん確かにあったかいっす。
仙台よりも相馬よりもロマン高原よりも鹿児島よりもあったかい。
でもめちゃ寒いよりありがたいっす。

さっきなぁ我輩は出番を待って棺桶に入ってる時に気がついたんだけど…

そうでーっす!
今回は閣下は久しぶりに棺桶からのご登場です。
でも、どんな棺桶なのかは見てのお楽しみですけども…
う〜んそーですねぇ…しいて言えばとても綺麗な棺桶です。

構成員がステージに登場した時に『わー』とか『きゃー』とか言う歓声より先に
拍手が聞こえてきた…するってぇと今日の客層は年齢層がかなり高いなってね…

そーゆぅもん何でしょうか。
その後閣下は客席に今年の夏のZeppにきた者来なかった者のリサーチをし、
昨年の秋のZeppのMASSは椅子を入れて約400名、この前の夏MASS
はオールスタンディングで800名、今日の会場は1700名と仰いました。
「おい!この前来なかった1000人何やってたんだ?」
とちょっと嬉しそうに言われてました。

そこから新曲を交えて数曲ご披露下さり構成員紹介へ…

実は我々は昨日札幌入りをしたのだが…
通常は朝起きて空港に移動してから出発まで結構時間があるんで、
その間にメシを食うんだけども、仙台から札幌への移動の時に時間が早くて、
我々は大慌てで荷物をまとめて車に乗せられ、
空港に着いた時にはもう時間がギリギリだったんでメシを食う暇も無く、
そのまま千歳空港に到着したのだ。
その日の夕食は『北海しゃぶしゃぶ』だったんで、それまでの間、構成員は各自
で工夫を凝らし小腹の空いたのをごまかして過ごしたのだが、
これから紹介する彼はどうにもこうにも腹が減って我慢が出来ないと言い、
ロッ○リアでバーガーを3個たいらげその後満腹になったから眠くなったと言い
夕食の『北海しゃぶしゃぶ』を食わずに寝てしまったのである!

閣下にそう言われた殿下のご登場である。
殿下は勢い良くステージを右から左へ駆け抜けセンターに辿り着かれた。
何故か今夜はマイクがモニタースピーカーの上に設置してあった…
殿下はそのままの勢いでモニタースピーカーに飛び乗られ
「いえぇぇぃ!」と叫ばれた瞬間、バランスを崩され床に転げ落ちられた…

でっ!殿下っ!だっ大丈夫?
そんな心配は無用だった御様子ですっくと立ち上がる殿下に一安心。

「あんたがちくったんかい?」
起きあがるなり参謀に向かって殿下がそう仰った。
にんまりと笑って済ます参謀。

殿下はとにかくおなかが空かれていたらしく夕方までもたないと言う事で、
参謀と連れ添い近所のロッ○リアへお出ましになられたそうでした。
空腹に任せバーガーを3個お召し上がりになられると今度は睡魔に襲われ、
そのままホテルへお帰りになられベッドで爆睡されたそうでした。
気が付かれたときは12時を回っておられ、7時間半も眠っておられたとか…

殿下:よくよく考えてみたら昨日は俺の発生日だったんだよな
閣下:自分の発生日の夕飯がバーガー3個?
殿下:いーじゃんか、そのかわりこうやってトークのネタになったんだし…
(その言葉に大きく頷き…)
閣下:モノは言い様だな…

…でんかぁ、それって間違ってません?

さて、次に紹介する彼なのだが…
そんな前置きで閣下が話し始められる。

最近の彼は自分から色々とネタを仕込むようになってきたらしい…
先ほども何やらわざとらしい芝居をして見せたりしていたが…
なんでも今回の札幌は彼にとってリベンジだと言う事らしいが…

自分でBGMを演奏しながら和尚の登場である。

和尚:どうもこんばんわぜのんいしかわです…
閣下:ちょうどこの辺だったよね…
(ステージの上手モニタースピーカー付近を指し示しながら…)
   あの時はリハーサルの時と本番の時の自分の重さの違いに気がつかずに、
   ちゃんと跳んだつもりが跳べなくてそのままステージに真正面から…
   『どんがらがっしゃぁん!』って物凄い音がしたんだよね…
   で、当時のステージのセットでドラムが凄く高い所にあって、ライデンは
   目が悪いもんだから和尚が転んだのに気づかないで何か凄いテクニックを
   披露したんだって思って自分も負けずにドラムを叩いてたんだよなぁ…
和尚:わたしはその時あまりの痛みに頭が伸びてしまいました…
(和尚の言葉に閣下が爆笑)
閣下:え?そうだったの?…(客席に向かい)お前等意味は判るよなぁ?
   それでその時の様子をオ○ルナイトニ○ポンで放送されたんだよな…
和尚:全国的に流されました…
   おかげで10年以上昔の事なのに未だに北海道に来る度言われ続けてます
   わたしの人生の岐路は何時も北海道にあるようです…
閣下:気がついたらすっかり3枚目のキャラクターになっちゃってねぇ…
   見た感じの顔はこんなに怖いのに…
   今日初めて和尚を見た新参者はどう思ったんだろうな?

…そんな閣下の言葉に対し、
和尚は次のようなコメントを残して去って行かれたのでした。

「超初心者の諸君、おれと言うぜのんいしかわを受け止めてくれるかあぃ?」

松崎様は先の仙台MASSのオフの日の出来事で少々体調を崩されておられたと
申されておりました…しかし、札幌がとても暖かかったのですっかり元気です!
そう仰られ、足取りも軽くご自分の定位置へお帰りになられました。

エース長官は夏のZeppSapporoの折に告白されたご自身に流れている
道産子の血に絡んだ事でした…

俺のおばあちゃんが道産子だからと申しましても、決してここに来ている皆様方
とは私は全く縁も所縁も無いと言う事をきちんとご理解頂きたいと思う次第で…

あのー長官…でもおばあちゃんのご兄弟とかいらして、
その方の血筋の方が来てないとも限らないんですから…

道産子の血が流れてるって言っても
それが普段の生活で何の役にたつ事じゃないし…
でもな、札幌に来るとみんなとちょっと近づいた気がして良かったって思うよ。

う〜んさすがにお上手なフォロー
その言葉に道産子エース宗はくらくらきちゃった事でしょうね。

さてさて、今日も何の日?

ルーク参謀のご紹介の時でした。

参謀が会場から黄色い声援を受けているときです、
閣下が後の暗がりで何やら袖に声を掛けておいででした。
すると黒子がさささっ…と閣下の側に寄ってきて何かをやっている。

その黒子さんが実はお誕生日を迎えたスタッフさんで、
彼にステージに引っ張り出すのに戦闘服が壊れたそぶりをなさったのでした。

「我輩が衣装が壊れた振りしたらさぁペンチとビスとガムテープを
持って大慌てて来たんだよな…」
逃げられないように黒子さんの腕を掴んで閣下。
「それでは今日誕生日を迎えた彼に拍手〜」
満面の笑顔の参謀がそう仰ると会場中からおめでとうの声が上がる。
すこし照れた笑顔で黒子さんは挨拶するとそそくさと袖に消えていった。

その後で殿下とのいきさつを参謀がお話し下さる。

ロッ○リア?ライデンと一緒に行ったよ。
3個もバーガー頼んだのを見て、今夜の夕飯が…って言いたかったけどさぁ
言ってとまるような状態じゃなくって。
(ドラムセットの中で大きく頷く殿下)
それで3個食べ終わるとライデンが凄く眠そうな顔をしてるから
「それじゃ帰ろうか?」って聞いたら頷くんでホテルに一緒に帰って、
部屋に戻ったら…ああ別々の部屋ね。
「もしも約束の時間になっても俺が起きてこなかったら先に行ってくれ」
ってライデンが言うからさ
「おう!任せておけ!お前の分もしっかり食ってやる」って…
しかしねぇ…自分の誕生日の夕食がバーガー3個だなんて。

参謀のそんなお言葉に殿下はちょっと泣きまねをされてました。

く〜っ!可愛すぎますぜ殿下!

ちなみに、お誕生日の黒子さんは侍従の森田氏でした。

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