グリーンホール相模大野(10/9)

<変身忍者 嵐 様より>

和尚の前説でMass初日が始まった。

怒涛の3連荘
頭から思いっきり飛ばしてくださる…
それも定番曲の次には懐かしいあんな曲を…
そして息を入れる暇も無く3曲目が始まった。

閣下のMCが入る頃には既に頭の振り過ぎでくらんくらん…
久々だし初日だしペース配分が全然わからないから息も絶え絶え状態。

挨拶代りの叫び声を上げ終えて閣下が言った
「今日は初日でどんな曲が出て来るか誰も知らない…
お前等が、ここに今集っているお前等が最初に聞くんだ…
聞くところによると抽選にもれて
来られなかった奴らもいっぱいいるらしいなぁ…
どうだね諸君久々に言ってみないかね、あの言葉を。
来られなかった奴らに向かって『鬼』
…ってそりゃこっちの事か…」
にやにや…っと笑う。
「違った『ざまぁみろ』って…で、どっちの方向が多そうですかねセンパイ」
左右をきょろきょろした後で長官に振る。
「あっち」
客席の下手2F席側のドア方向を指し示した。
「それではあっちに向かってせぇのぉで!『ざまぁみろ』だ」
閣下も同じ方向を指して信者に指示を出す。
「じゃ行くぞ…せぇの『ざまぁみろぉ』!」

客席も一緒になってそっちを向いて『ざまぁみろ』の連呼をした。

其処から4曲連続演奏。
1・2曲目は比較的新しい曲…
その次は今度の大教典に入っているらしい曲…
これがあっけに取られる演出で…
閣下曰く「まるで劇団のようだ」
私も2曲目から3曲目にこんな展開があるとは思いませんでした…

もちろん1曲目もセットにびっくりしました
すげぇカッコええ!って。

そして4曲目が始まると会場からはイントロで歓声が上がる。
でもどうやって閣下が出て来るのか頭は?だったけど
またまた格好良く登場。

この曲で少しだけリズムセクションの勇姿が披露される。
それもやっぱりめちゃめちゃ格好良い!
演出が凝ってる…本当に年内で解散するの?
もったいなさ過ぎる。

この後構成員紹介。

とくだん変な話しの披露は無かった
…いやあった。
ギタリスト陣の番が来た時だった。
「この前舞台監督と話しをしていたときだったと思うけど…
『こんなに話せるギタリストが居るバンドも
 珍しいですよねって話しになってね…』
普通は話しても2言3言しか話しをしないものらしいが、
例えばここで急に我輩が『あいててて…』ってなって、
『10分繋いでおいて…』って頼めば繋げる
そんなギタリストが2名もこのバンドには居る…
それでは紹介しよう!…」

メンバー紹介のあとは狂気の後半戦に突入。
会場に綺麗なコーラスが流れる…
ああ、この曲は…ある意味一番どきどき心配な曲が始まった。
(わかる人にはすぐにピンと来る曲)
静か目の曲が2曲ほど続く…
ため息が漏れる場内を尻目に勢い付いたメロディが鳴り響き
会場が揺れる。
テンションが上がり切ったまま最後の曲に突入し息を付く暇も貰えずに
本編が終了した。

アンコール1はメドレー
そっ…そんなぁちゅーと半端なぁ…
もったいない!そんな曲が目白押し。

アンコール2
2曲終わった時はへとへとで汗まみれ…
引き上げる構成員を見送りながら椅子へと座り込んでしまった。

帰りの電車で首が痛い…
きっと明日は他の場所も痛くなるのだろうなぁ…
そんな事を考えながら帰路についたのだった。


<こだま 様より>

閣下のトークでこんなのがありましたので〜

「われわれ聖飢魔IIは最新の最終大経典を含めると
『140キロ』も曲がある・・・
・・・もとい!140曲だ・・・
しかしぃ・・・140キロって言うと現役力士の中で言えば
○○○関ぐらいになるな・・・
ってぇ、また相撲の話しかい!それしかネタは無いんか?!」

(自分で言って自分で突っ込んでいる閣下)

「まぁそんな事はどうでもいい!
そのなかから選びに選んで今回のメニューになったわけなのだが・・・」

その日は初日で、グリーンホール相模大野だったんですけども、
閣下らしいコメントだと思いますし、それに相撲って
相模と字が似てるからちょっと可笑しかったです。

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静岡市民文化会館(10/10)

<変身忍者 嵐 様より>

今日はのっけから壊れている気配が漂っていた…

開演時刻も30分押し…
おいおい帰りの電車に間に合うように終わってくれよぉ…
前説の鐘が鳴り響く迄の間、会場内の時計としばしにらめっこ。

風の音が会場に鳴り渡りいよいよMassの開始を伝えた。

「静岡の皆さんこんばんわ…まぁちょっと聞いてください…」
そんな言葉で今夜の前説はエース清水長官の御様子。
低迷したテンションの声で淡々と語る彼の話しはこうだった。

以前、静岡に来たときにMassが終わってホテルに戻って
シャワーを浴びて晩御飯へ向かう段取りだったのだが、
例の如く某アームズマガジンの原稿締め切りで彼のみが
後で合流する事になったのだった。
原稿を書き終え電話を待っている…待っている…
当時は、誰も携帯電話などを所持していなかったらしく連絡の取りようが無い。
かと言っておもてには何とも言いがたい方々が大勢おいでで
うかつにホテルから出られなくなってしまっていた。
だんだんお腹が空いてきて冷蔵庫のおつまみをぽりぽり食べて待っていた…

「そのうちだんだん眠くなってきてベッドで丸くなって寝たんだけど
ひもじくて眠い…まるで遭難しているような気持ちだった。
まぁ結局『電話するの忘れてましたぁ』って事だったんだけどな」

会場からはかわいそ〜の声がそこここで上がっていた。
「俺は今度はちゃんと晩飯が食えるんだろうかぁ静岡ぁ〜」
彼に取ってこのMassはリターンマッチの意味合いもあったらしい…

Massの内容は初日と一部メニューが変わっている。
どれも『あぁ…やっぱり聞けて良かった』と思える選曲で
さすがに甲乙つけがたい選曲。
信者のつぼをお心得になっていらっしゃると感心しきり。

最初の怒涛の如き3連荘が終わり閣下のMCに入る。
「われわれ聖飢魔IIは今度の最終大経典を入れると140曲にも及ぶ
曲を持っている…どれを選ぶか非常に悩んだのだが…140曲全部を
メドレーにすると約4時間かかるので、我輩は特に構わないが…」
当然のように客席はそのメドレーを要求した。
「聞きたいのか?しかし急に言われても我輩は大丈夫だが他の構成員が…」
一番危ないのは閣下でしょ…
終演後に顔見知りの信者さんに聞いたら口々にそう述べていた。
さもあらん…
「しかし初日の相模大野で感じた事なのだが、客席の反応が温かい。
我輩が歌詞を間違えてもにこにこしてくれている…
これで無理に盛り上げようと思って頑張らなくても大丈夫だから
この先1曲1曲に集中して心を込めて歌えるわけだ。」
………左様で?
「とか言いながら既に2曲目のBメロ間違えているがな…
既に1曲間違えている後は何曲間違えても同じだ!」
おいおい…
「次の曲も、その次の曲も全部間違えてやる…ぐぁはははは!
まいねーむいず……。寒いトークだ…曲行くぞ」

なんか壊れてるよ〜

しかし壊れているのは彼らだけではなかった。
メンバー紹介のときだった…
その直前の曲で、
和尚に殿下がミネラルウオーターを飲ませてあげた
それがきっかけだったのでした。

殿下の紹介の後で閣下に耳打ちをする。
閣下はにやぁ〜っと笑ってこう言った
「ライデンがねぇゼノンと間接キスしちゃったってさ…
そんな彼とできていると言う噂のオンベース!ゼノン石川ぁ〜」
軽くベースを鳴らして挨拶に代える。
「ところであんた暑そうな格好してるよねぇ…」
「閣下に言われたく無い…汗まみれでしょうが…」
「我輩?そうでもないよ肌なんかこんなに露出してるし…」
「せっかく造ってもらったんだしね…
それよりも衣装の造りがいの無い奴もいるし…」
そう言ってちらっと殿下を見た。
殿下が和尚に向かってタオルを投げたが閣下の足元にはらり…と落ちた。
閣下は何気にそれを拾ってステージ袖に放り投げた。
そのタオルが殿下には必要なものだったらしく
オフマイクで殿下かが閣下に文句を言う。
「ああぁ…いるのね…はいはい…」
素直に閣下がそれを取りに行った。

行ったは良いが、そこから路線がおかしくなって行く。

袖の部分が少し低くなっていて閣下が片足を上げてタオルを取ろうとしていた。
ステージ上には閣下の片足がにょき…っと見えている。
何を思ったのか突如、和尚がベース演奏を始める
それに合わせて他の構成員も演奏を始めてしまう。
照明は桃色で、その曲は『タブー』…
♪ん、ちゃららんちゃ、ん、ちゃっちゃぁ〜♪
閣下も調子に乗って
「ちょっとだけよぉ〜…あんたも好きねぇ〜」と始める…

ステージ上でしばしそんなことをしてから殿下にタオルを返した。

今回の松崎様のお衣装は『おーすてぃんぱわーず』とかで
黒に白シャツレースの胸飾りと袖飾りがついたシックなもの…
松崎様の端麗なご挨拶に何を思ったのか閣下が次の構成員をこう紹介した。
「それでは…次に新郎側のセンパイにあたられます
清水様に乾杯のお願いを致します…」
長官もそれに合わせて会場に向かって乾杯を唱和させた。

「続きまして…新婦側のご友人であらせます篁様によります
ギター漫談でお楽しみ下さい…」
何をするのかと見ていたら閣下と同じ桃色照明で『タブー』…
あのピッチリした白の艶めかしい衣装で
「ちょっとだけよぉ〜」とステージに寝転び足を上げる…

壊れきってる〜まだ2日目なのに…

「あのさーまだ2日目だよ…それなのにこんなに壊れてていいの?」
閣下が参謀に聞いた。
「さぁ…でもなんで俺、こんな事やっちゃうんだろうな?」
「それは参謀の中にある熱いものがそうさせるんじゃないの?」
「そうだ、俺の中の熱いものが俺をそうさせるんだ!
君達が楽しむ為になら俺は道化にだってなんだってなってやるぜぃ!」

「今なんて言ったの?」
参謀の言葉が聞き取れなかったのか閣下が聞いた。
「道化にでもなんでもなるって言ったのさ…のんけじゃないよ」

…のんけじゃ無いの?それってさぁ…

一瞬の間が空いた。
「え?あれ?のんけって…え?」
「のんけじゃ無いって…それは…」
閣下と参謀がしばし考え込んでいる。
「のんけって…ホモじゃない奴のことだよねぇ…」
誰にとも無く参謀が聞いた。
その言葉に閣下がおおきく頷いた。

こわ〜…なんちゅう事を言うのかとあせりましたよ。

そこからどんどん話しが転げ落ちていった。
「ホモって言えばさぁ…うちの事務所新宿2丁目にあるじゃない
んで長官と前にタクシーに一緒に乗った時に
『新宿2丁目まで…』って言ったら
『お客さん、ホモ?』って聞かれた事があったんだよぉ〜」
げらげら笑う参謀…
「リズムセクションはできてるし、ギタリスト同士もできてるし…
実は我輩も松崎様と…」

うわ〜やめてくれー!
それが解散するバンドの最後のツアーでする話しなのかぁ?

「構成員全員がホモ…当然スタッフも全部ホモじゃないとダメ…」
そのまましばらくステージはホモ談義に華が咲いていた。
そしてようやく次の曲に入ったのだった…

とっても泣きたい気持ちな構成員紹介でした…
演奏も曲もめちゃめちゃ格好良かったのに…

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大宮ソニックシティ(10/14)

<変身忍者 嵐 様より>

大宮…それは埼玉県

今夜の前説はライデン殿下…なんとなぁくそんな気がしていた。
以前会報で『埼京のおれぢゃどう?』ってコメントあったしー
浮かれて待つ事10分押しで前説が始まった。
「ぶひゃ、ぶひゃ…」
ああぁ殿下だぁ〜…めちゃうれしー

殿下は埼玉県に関するご自分の思い出を暫し語られた。
14年前にステージに立たれた時の事
欧州MASSへ向かう為にパスポートを取りに行かれた時の事…
「大宮のパスポートセンターはめちゃこんでで大変だったぞぉ。
春日部の方は空いてるみたいだからそっちをお薦めする…」

お薦めされてもなぁ…私はこそではパスは取れないっす。

そんなこんな言っているうちにMASSの開演時刻がやってきた。
客電が落ちてステージに照明の色が映える。
こんやは1F中央部。おお、近いぞステージが!!
構成員方が出てこられてもご尊顔がハッキリ見えそうだ。
妙にドキドキ緊張しながら出を待つ。

リズムセクションとギタリスト陣、そして松崎様が揃い閣下を待つ。
聴き慣れた曲のリズムに身体が、そして頭が揺れる。
1曲目が終わり2曲目…そして3曲目。
うおぉぉ!こ、この曲はぁ?!
どうも頭の曲は古参信者のための選曲らしい…
一度で良いから…もう一度…聴いてみたいと思う曲を選んでいるかのように…
どうしようか、聞き入るべきか?
それとものりまくるべきか?
…え〜い!のっちゃえぇ〜!!
ガンガンに頭振りまくり、4曲目には既にへろへろ…

閣下のMCが『ほ!』の時間に思えた。

そのMCで、閣下は下のようにおっしゃった。
「この前の相模大野に我輩の世仮の同級生とかが来ててなぁ…
『今日って千秋楽だったの?』
(閣下が首を左右に振りながら)『初日…』
そう言われるぐらいに盛り上がっているぞ」

そしてこう続けられた。
「2度と同じMASSは見れないからな、これが千秋楽だと思って
気合を入れて臨むように…そう自分に言い聞かせたのだ」
そう、確かにこれはその場所で見られる最後のMASSなのだ。
初日も中日も関係無い。
そのときそのときが貴重な一瞬なのだ…あらためて私も自覚する。

…しかし、前のツアーだってメニューは同じでもやっぱりMASSは
オートクチュール。
前説も、構成員紹介も、閣下のアドリブの歌詞も…全て1点もの。
これから先、マイナーチェンジを繰り返し繰り返し、
次の関東…フォーラムの時には曲が思いっきり換わってたりして…
期待と不安が頭を過って行った。

さて、今夜もお楽しみの一角は構成員紹介でしょうか…

埼玉だからなのか、それとも見えな〜いとアンケートに書かれたからなのか
殿下がステージ前方におでになられて端から端まで
だーっと走ってその勇姿をお見せくださった。
ありがたや、ありがたや…

「続いて…オン、ベィスギター」
…それだけ言って和尚に背中を向け松崎様を紹介しようとする。
「……」
和尚の無言の抗議と客席の抗議で閣下が向き直る
「ベース…は青」
…またそれだけ言って松崎様の方を指し示す。
「あのさー」
「何?なんかあるの?」
「いえ…特には…」
そんな謙虚な和尚に客席の抗議の声が閣下を責めまくる。
「オン・ベース!ゼノン石川〜」
ようやっと和尚を紹介してくれた。

今回のツアー初日2日目と過ごしてリハーサルやセッティングの段取りが
ようやく手早くできるようになったそうで、
今夜は思いっきり時間が余ったそうである…
(んじゃぁ何故10分押したのかは謎)
それで余った時間に一生懸命閣下は物販の販促で使う色紙に
サインをいれておられたそうである。
そんなサインの話しを和尚とされていた。
和尚:「この前ねー知り合いが来て、CD買って色紙を貰ったんだけど
   『これって印刷でしょ?』
   そう言って裏にサインをしてくれって言うんだよね。
   『それは俺がさっき書いたばっかりのやつだぁ!』
    って怒ったんだけどね…印刷だって思ってる奴おおいみたいだね」
閣下:「そう、だから我輩は今日は証拠のビデオ撮ってもらった。
    でもそう思われるのが心外で和尚とか殿下なんかはときどきヒラガナ
    で『ぜのん』とか『らいでん』とか、書いてるんだよな…」
和尚:「んで、あたり〜とかやってるんだけどね…
    でもねライデンが『ぜのん』って書いちゃうからしかたなく俺が
    『らいでん』ってサインいれたりするんだ…」
なんてぇほのぼのした光景なのでしょうか…
そんな雰囲気に閣下も段取りをわすれたのか思わず
「それでは、ギター……の前に」
一瞬松崎様をわすれておられました。

おいおい…なごみすぎでしょぉ閣下。

メンバー紹介が一通り終わり閣下が相模大野で起った事件の話しを始めた。
相模でカメラ小僧がつかまって怒られたそうである。
「諸君も身の回りにカメラで写真を撮っている奴を発見したら
『ここにいま〜っす』って係員に声をかけて教えるようにな。
大丈夫、それで中止になるようなMASSじゃ無いから。
そいつ等を表に出してぼこぼこにしたらまた続きを始めるから…」

そして夏のZeppTokyoの時の話しをされた。
このときに最後の方で閣下がバルコニー状になっているところで
歌を歌っているときにフラッシュが見えたそうだった。
歌の途中で注意をするわけにもいかずその時はそのままにしておいたそうで…
これがまた笑える話しに発展していった。

実はあの日、2F席に閣下の世仮の母君がお越しになっておられたそうで、
上から見ていると客席の腕が綺麗に揃っていて、
おもわずカメラで…

そう、あのフラッシュは閣下のお母君のものだったのである…
フラッシュを焚いた瞬間、係員が飛んできて
「すみません、カメラのフィルム没収させて頂きます」
「え?あの私、関係者なんですけど」
「関係者でも規則は規則ですからカメラおだし下さい」
「私、デーモンの母なんです」
「それでも規則ですから…」
そう言ってドアの外に連れ出されてカメラを没収されたそうで…
「それじゃぁ後で楽屋に行きますから
カメラはそっちに持ってきてもらえますよね?」
「はい、お持ちしますから…」
そんな会話が交わされていたそうである…
思わず閣下も苦笑いを浮かべながらその話しをされていた。

今夜は閣下と和尚にくぎ付けでした…

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長野市民会館(10/16)

<変身忍者 嵐 様より>

たしかこの前の静岡で移動して機材を搬入する時の
セッティングの手順も時間も確認できている筈なのになぜか遅れて始まる。

今夜の前説はルーク参謀。
「いえ〜ぃ!」客席も同じ声を返し盛り上がる。
「長野ぉ俺の世を忍ぶ仮の両親のいた町…長野ぉここは頑固者が多い…」

参謀は以前長野に来たときの想い出をお話し下さった。
『布引観音』への道…
観光案内には何も書いてなかったし、途中で老人にすれ違ったから
結構楽に登れるのかと思って気楽に歩き始めた彼。
その日は十数センチはあろうかというヒールの靴をお履きになられていたとか。
参謀が『布引観音』へ向かう道の階段を登る…
登る、登る…登るとそこには急斜面が現れた。
参謀はその急斜面をヒールで登り、登り…
ようやく到着した目的地『布引観音』の前には車が駐車していた。
「ガイドブックなんか信用するなよ…自分の目でなんでも確かめるんだ…」

参謀のそんな魂の叫びで前説は唐突に終わった…
あのぉ…諸注意事項は?
私の疑問もよそにMASSは始まったのだった。

さて、今夜もお楽しみの一環構成員紹介がやってくる。
先のMASSから前に出てこられるようになられた
ライデン殿下が閣下からマイクを受け取った。
「ながのぉー盛り上がってるかぁ?おれは埼玉県民だから関係ないけどよぉ
この前気がついたんだ、長野って埼玉に隣接してるって事を。
俺から見れば東京も長野も隣の県だ!よろしくな!!」

そう言えばそうかも知れないなぁ…

続いてゼノン和尚の紹介。
今夜、閣下は和尚をきちんと紹介をされた。
和尚は寒いと思ったので着替えの荷物を悩んだあげく
Tシャツを数枚ふやされたそうであった…
「何でTシャツなわけ?」
「寒かったらトレーナーの下に重ね着をしようかと思って」
「じゃぁ和尚は寒かったら何枚も着込むわけね」
「そう言う事」
「ふ〜ん…諸君、これでまたひとつ和尚の謎が解けたわけだな…」

そして松崎様…ここで閣下はまた頭が白くなられた御様子で
「それでは紹介しよう!ミスター……なんだっけぇ」
直接ご本人に名前を聞く次第…
ようやく紹介を終えて松崎様にマイクを渡す。
「海抜が100m上がると耐寒温度は約一度下がります…
そこで寒いと思われる長野は海抜何mになるのか…」
客席から『○○○mでーっす!』と掛け声が聞こえる。
「はい、私は標高マニアなのでそれを調べて来ました…
ですから約3度ほど低くなる事になります…」
「お前等打ち合わせしてたんじゃないのか?」

閣下の仰るっ通りまさに絶妙なタイミングだった。

その次、長官の紹介を終えた後だった…
「え〜っと…××岳が標高約○○mで、△△山が○○m…」
その言葉に閣下が思わず口走る
「あんた等本当に打ち合わせしてないの?」
閣下の問いにしらっとした顔で長官は明後日の方向を向いていた。

そんな山の話をされたあとで長官が長野についての想い出を語られる。
「むかしー長野に来たときにだなぁ…」
その日MASSの準備が思いのほか早く終わり、
長官がコーヒーを入れに廊下にでた時の事だったそうである…
「当時は…ものすごい人とかいてね…その日もそうだなぁ
こっから数メートル先で係員とお姉ちゃんがもめてるんだよな。
『だから!私はエース清水のいもーとなんです!』
って声がして…俺はすぐそばの所でコーヒーを入れてたんだけど…」

片手にカップ、残りの手にはたぶんポット。
顔を上手方向に向けたあとで、小首を傾げてみせる。
「『ですからぁ!エース清水にあわせてください!』って言うんだよな。
んで、俺はすぐ先にいて…まだそのとき世仮の姿をしてたんだけどな…
『私の兄なんです!』そう言ってこっちを見てるんだ…」
再度首を傾げ顔を上手に向ける長官
「『おまぇ!いもーとならにーちゃんの顔ぐらい憶えて来い!』って
そう思ったんだよな…」
そんな話しをギター弾きながら清水さんは語った。

「ギター漫談!エース清水ぅ」
閣下がそう言うのと同時ぐらいに上手から勢い良く長官が走り込み
ステージ中央まで来てお愛想を振り撒いて去って行った。
「長野ぉ、お前等良かったなぁ長官今までで一番サービスしてくれてるぞ」
長官と閣下のリアクションに客席は歓声を上げて応えていた。

構成員紹介は参謀の番になり
「俺の親?杏の里の生まれだよ…」と会場へ笑顔を見せる。
「この前さぁ俺、墓参りに来たんだけどさぁ、
俺の住んでた家が無くなっちゃっててびっくりしちゃったんだよね…」
「それって如何言う事」
「だから俺が知らないうちに取り壊されてたって言う事」
「それは他人の手に渡ったとかじゃ無くって…壊されてたって事」
「そう…いつの間にって」
「まっ色々あるから…」

その後、閣下は一生懸命に参謀に長野の人の話を振っていた。
彼の頭の中では話の展開がこんな風に進んで…こうなって…
それでこうやって次の曲の前振りにつなぐ。
そうあらすじがあったらしいが…結局予想通りに事は運ばず
ちょっと、ちぐはぐなままムリヤリ次の曲に進んだのだった。

今夜の最大の目玉はアンコール。

メドレーの曲のなかで、ある曲で閣下が長官に絡みに行くのだが
今夜閣下は何を思ったのか長官の脚にしっかりとしがみつき離れない。
あまりにも長時間しがみついていたので
長官に思いっきり睨まれた後でオフマイクで何かを言われていた。

大慌てで離れて曲に戻る閣下。

その次の曲で事件は起った…
曲の最後で何を思ったのか、閣下は1回分歌詞をすっ飛ばして
先へ進めてしまっていた…

ステージ中央に立ち、次の曲へ進もうとする閣下。
しかし、照明と他の構成員は予定通りに進行する。
ハイライトのようなステージ上
一人取り残された閣下を横目で見ながらギタセクがコーラスをした。
ようやく自分のした事に気づいた閣下は
それに参加する事も無く黙ってうなだれてそれが終わるのを待ち次の曲へ…

また、次の曲の出だしが先ほどの閣下にピッタリで…
思わず『そりゃぁ閣下のこっちゃー』心の中で私は突っ込んでしまった。

アンコールの最後
通常はシャウトでフェードアウトするのだが
あの時の進行忘れが気に掛かっていたらしく閣下が最後に1名で
その部分を突如始めた。
客席も瞬時にそれに気づいてコーラスに付き合う。

「歌ってなかったんで一応な…」
そんなコメントを残して彼は去って行った…

妙に律儀な閣下と付き合いの良い信者を再認識した一夜であった。


<こだま 様より>

構成員紹介の時に閣下が参謀に言った話です。

閣下:もうあの話は時効だよね?
参謀:ああぁ・・・あの話ね、うん今俺もその話をしようかなって
   思ってたところなんだよね。
閣下:んじゃ参謀からどうぞ。
参謀:この前のツアーでね・・・

「オトナやめたいわ」の曲に入る前に閣下のマイクを取り上げて
必ず止めに来る人がいたんだけどもそれはだいたいが、
プロモーターの人だったり色々だったんだけど、
千葉文化会館の時に閣下を止めたのが参謀のお父様だったそうでした。
それも会場に着いてから急に思い立って連絡をすると言う・・・

閣下:来れないかなぁ
参謀:さぁ、でんわしてみるわ一応(電話する真似する参謀)
   ・・・来れるってさ。

それから参謀のお父様を交えてリハーサルになったそうです。

千葉文化会館と言えば閣下が最長Mass時間を記録した日。
そのほかにそんな事があったとは知りませんでした。

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富山オーパードホール(10/17)

<変身忍者 嵐 様より>

さぶぅ…
富山の駅に降りた瞬間冬が近づいているのを何気に感じた。
オーバードホールは駅の目の前にある
真新しいホールだった。
今夜ここで聖飢魔IIのミサが執り行われる。
会場時刻はまもなく。

明るい照明の下には思い思いに着飾った
メイク信者と呼ばれる人々がそこここに集まり時刻を待つ。
派手がちなメイク信者に気を取られがちだが、
ホールには平服の人々の姿も多く見うけられていた。
少し前から男性が増えてきているのも感じる。

解散前に一度くらいは見ておこうかなぁ…
そんな人もけして少なくはない。
完売とまでは行かなかったが客席はびっちり人でうめつくされていた。

今夜はライデン殿下からの前説。
こらから長旅に出るんだって言う実感が殿下にもおありになられると…
「これから『ミサ・移動・ミサ・移動』と言う日程で、
これを俺的に解釈すると
『ドラム・マージャン・ドラム・マージャン・ドラム・マージャン…』
こうなるわけだ…で、その合間に他のことが入って
『ドラム・メシ・爆睡・マージャン・メシ・爆睡・ドラム・メシ・爆睡・
マージャン・メシ・爆睡・ドラム・メシ・爆睡・マージャン…』
…よーく考えて見れば15年前の学生の頃とやってる事が全然進歩してない…
俺はいったいこの14年間で何を学んで何をなくしたんだぁ…」

くぅー…ベリーキュートな殿下のお姿が目に浮かぶ…

♪吹きすさぶ風が良く似合う〜○名の戦鬼と他人の言う〜♪

場内にこだまする風の音と共に照明が変わり
嵐のような曲の4連荘でミサがスタート
何気なく視界に入る人々の中には最初の数曲でぐったりしている人もいるし
全然曲がわからなそうな人も…

古参信者向けと閣下が仰る頭の数曲は体力的にハード
しかしその先にある比較的あたらしめの曲もやっぱりハード
閣下曰く
「14・5年前に作った曲も新しい曲も疲れ方はほとんど変わらない…
ようするに進歩していないって事ぉ?」

いえいえ…衰えていないって事ですよぉ

「富山ぁ…ホールでのミサは10年ぶりになるが、どうだ?
聖飢魔II最後の北陸地区のミサを福井とか金沢ではなくこの地で迎えられる
ってぇ事が嬉しいか?」
盛り上がる会場
「金沢の方から来ている奴らもいると思うが…」
場内各所から声が上がる
「そんな奴らに『ざまぁみろ…』ってみんなで金沢に向かって言ってやろうぜ
…っと…金沢はどっちだ?…えーっとセンパイどっちでしょうか?」
長官がぐるっと会場を見渡しステージ上空を指差した。
「え?こっちですか?…んー違う気もするが…まぁ良い」
すこーし首を傾げながらもセンパイのお言葉に従う閣下
「では富山!あっちの方向に向かって『ざまぁみろ!』だ。せぇのぉ!!」

会場に来ていた金沢市民も一緒になって『ざまぁみろ』と叫ぶ。
ちょっと複雑そうな彼らの顔が印象的だった。

比較的新目の曲から次の曲へ…
イントロ…いや、曲への前振りを聞くと別な曲かなーと一瞬思う。
それをすっぱり裏切って違う曲に突入。
その曲が流れると驚きと喜びの歓声がホールを覆い尽くす。
やっぱりいっぺんナマで見たいと思う曲だし、
やってくれるのかどうか不安も否めない曲だったから嬉しい。

その曲を含めてバラエティーに富んだ選曲で4曲終わると
構成員紹介がやってくる。

殿下はおニューのカンフーパンツのお披露目にステージ中央におでになられた。
「ライデンはしむらけんに似てると言われるのが嫌だと言っている割には
自分から進んで真似をしているところが見うけられるんだな…」
ドラムセットに入った殿下にネタを振る。
『あいぃ〜ん』声にならない殿下のギャグに閣下がアテレコをしていた。

「さて、えーっとわれわれのこの衣装だが、通常戦闘服と呼んでいるのだが…」
そう言いながら和尚に近づいて行く閣下
「石川さんのそれはどう見ても戦闘用とは思えませんね…」
「そう、無抵抗服…とでも言うんでしょうかね」
戦闘服のそでをつかんでひらひらさせながら和尚が応えた。

「この前、楽屋で和尚とある仮装をしたスタッフ達が
一緒にならんで写真をとっていたんだけども
ほんっと全然違和感がなかったんで、思わず笑っちゃったよ」
「そうやって無抵抗な振りをして…えい!って攻撃をする…」
閣下に向かって突きの真似をしてみせた。

最近しきりに思う事なのだが和尚が大変良くお話しになられる…
おまけにステージアクションも非常に派出で…
まことにありがたい次第である。

そして松崎様の番なのだが…
どーしても閣下は新しい名前が憶え切れない御様子で
毎回毎回、松崎様に「ねぇ、なんだっけ?」とお聴きになられている。
そりゃぁ確かにカメレオンの如く名前が変わるが…
閣下、ぼちぼち覚えましょうね…

「最近ミサが終わるたんびに思うんだけど、
いっつも同じ場所に痣ができてるんだ…でっ原因を考えたんだが、
ある曲でいつも同じ所をぶつけているのがそうだって気がついて、
受身の練習をしようと思うんだがぜんぜんできない。
学習能力が、我輩には無いからなぁ…」
閣下…それはネタにしちゃいかんことでしょぉ…
「我輩以外にもステージで流血沙汰になっている構成員がいる
紹介しようサージェントルーク篁ザ・サード」

満面の笑顔で参謀が登場
「いえ〜い。みんなげんきぃ?」
すこーし調子の外れた気の抜けかけた声で軽くジャブ
「流血っていってもちょっとだけだから…この前ステージで転んでね…
んでも、何にも無いところで転んだらバカじゃん。
みんなには見えないけどねステージって結構穴とかあってさぁ…
そこでちょっとね…でももう大丈夫だから…」
ニコニコ…でも少しテレながら参謀はそう語った。

次はあのあのお方。
閣下に紹介されて出て来るとギターを弾いている…弾いている…弾いて…
「あっ!しまったこんな事してる場合じゃないんだ。
えーっと今日は内のローディの○○君の誕生日…」
構成員がハッピーバースディの曲を演奏始め
ローディ君がステージに現れてみんなに会釈をして感謝の意を示した。

ワゴンにショートケーキが乗ってくる
「今日も××ができるのは、○○君のおかげです!それ、一気、一気、一気」
閣下が嬉しそうに囃し立てケーキの一気食いをさせる

口中ケーキでもごもごしているローディ君に閣下はさっそくインタビュー
「えーっと幾つになったのかな?」
「(もごもご…)…にじゅぅよんになりまひた…」
ケーキのかけらが飛び出しそうになった彼を見て
「汚いなぁ…そうか…で、ローディは何年になるの?」
「えーっと4年目です」
指先についている生クリームを舐めながら答える
「あ、そうかぁ…聖飢魔IIを始めて…見た…のは何時?」
閣下も生クリームのついた指先を舐める真似しながらそう聞いた
「小学校の5年生の時に地元の高知で…」

クリームのついた指先を閣下に差し出すローディ君。
それを舐める真似する閣下
きゃー!っと叫ぶ会場の信者

「するってぇと…10…4・5年前になるんだ…」
「はい、そうですね…」
「所でさぁ、そのとき彼は(参謀を示す)居た?」
「いいえいらっしゃいませんでした…」
「そう、じゃぁご苦労さま。
…そんなわけで構成員よりも長く聖飢魔IIに携わっている
ローディの○○であったぁ!」
ステージと会場から拍手が沸き起こった。

ケーキの乗っていたワゴンを押して帰ろうとする彼に閣下が一言
「ああ、ちゃんと手は拭いておいてね…
でないとこっから先、長官のギターがベトベトになっちゃうから」
それを聞いて受けてくにゃくにゃになってる長官がそこに居た。

それから閣下が最新最終大経典の話しを長官に振りCMをしていただく。

一通りCMが終わったと思って他の話題を閣下が振っても長官は
「10月21日発布の最終最大経典…りびんぐれじぇんどぉ…」
と、力の抜けきった声で言うだけで全然相手にしてくれなかった。

妙に和やかな雰囲気で進んだ構成員紹介も終わり
体力勝負の後半戦に突入する。

今夜は珍しく松崎様が某曲で出とちりをされた。
『はっ!』とした顔をしてコメツキバッタのように謝る松崎様
これには閣下も苦笑を浮かべ仕切り直しで頭から曲を始めなおす。

そしてアンコール1のメドレー
曲の最後の方で閣下が長官にちょっかいを出しに行こうとすると
先ほどのローディ君が飛び出してきて閣下を押しとどめる。
長官に絡めなかった閣下はその憂さを参謀に晴らしに向かった。

おかげで参謀はステージに寝転びそのままコーラスを放棄して
ごろごろしながらギターを演奏する次第。
あのエッチっぽい衣装で身悶え風にギターを演奏…
参謀側にいた信者は悩殺されていたに違いない。

こうして北陸地方の最後のミサは滞り無く(ホントかいな?)
その幕を閉じたのであった。

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松山市民会館(10/22)

<変身忍者 嵐 様より>

はるばる海を渡ってやってきました松山Mass。

開演定刻10分押しで前説が始まる。

「ぶっひょ…ぶひょぶひょ…」
この声は殿下ぢゃ無い…でも切り出しは殿下みたいだけど?

「四国といえば聖飢魔IIにとって数々の想い出のある土地ですが、
昨年の松山『サロンキティ』で行われたMass
狭い小屋の中、お客さんはすし詰めで酸欠状態…

あまりにインパクトが強すぎまして他の出来事は
すっかりわすれちゃいました…

いまでも目を閉じればあのときの最前列に居た人から
脚に抱きつかれた時のやわらかな胸の感触が蘇ります…
松山の皆さんこんばんわゼノン石川です…ぜのんいしかわです…」

和尚のそんな前説に反応するお客さんは案外少ない…
そう言えばあまり…いやどう見ても信者では無さそうな客が多い。
う〜ん…どうなる事やら…

そんな心配をよそにMassが始まった。

数曲が終わって閣下が言った。
「いやぁ松山…おもしろいよぉ…
ステージから見てると…同じ曲を聴いてるのにのりがバラバラで。
こうやって拳を振り上げてる奴もいれば
(閣下が片手を差し上げ拳を振る真似する)
こんな風に身体を左右に振ってる奴もいる
(嬉しそうな顔でくねくねしてみせる)
だまってじーっと見ている奴もいるし…
(双眼鏡を持つ真似をする)
まぁ…みんな自分の思うままに楽しんで行ってくれ…
(にやにや笑いを浮かべている閣下)
それから…
しょっぱなから頭をブンブン振ってる奴にちょっと言いたい。
お前等…ステージを少しは見ろよな…」

お言葉ごもっともです。
わたしだったらもったいなくって前のほうに行ったら
頭なんか振れません…
どうしても振りたかったら
首を持ち上げて顔をステージに向けてますし…
おかげで次の日に首が廻らない状況に陥りますけどぉ。

「あのさぁ我輩は色々話したかった事があったんだけども
あのおっさん(和尚を指して)が全部言っちゃうから…
話す事無くなっちゃったよ…ぢゃあなっ!」
帰りかける真似をする閣下。

そして信者の声に引き戻されて戻ってくるなりこう言う
「本当に後先を考えないで話しをするから…
まぁ、我輩は話しをしに来たんじゃないからいいんだけどさ…」
口ではそう言いながらもちょっと不服そうな閣下。

きっと閣下の頭の中では『あーでこーでこーなって…』
とネタを捏ねてあったのでしょうねぇ。
そっちも聞いて見たかったなぁと思う事しきりである。

そして今夜も飛ばしまくってる構成員紹介。

のっけから閣下が段取りを間違えた。
「松山、不愉快になる話しを少ししてやろう。
今回のMassにあたって前に何をやったのかを知りたくて
ライデン殿下に頼んでセットリストを…」

そこまで言って”やっちゃったー”と言う顔の閣下

「…今のは聞かなかった事にしてくれ!
某構成員に連絡して曲順を我輩のパソコンに
e-mailで送ってもらったんだ。
最近のロックバンドはメールでやり取り…すすんでるよなぁ
で、そのデータをFDに落として飛行機の中で
こう…見てたら。
『え?…何これ…ダメじゃん使えん』
(ノートパソコンの蓋を閉じる真似をしてみせる)
松山の空港に降りると向こうの方から某構成員が
『ごめんごめん…間違えちゃった』
そう言いながら手を振って出迎えてくれたんだ。
奴が送ってきたのは高松のリストだったんだな…
『でもさぁ松山も全く同じ曲順だったから問題無いと思うよ』
まったく失礼な奴だ…松山ブーイングで迎えてやってくれ!
オンドラム!ライデン湯沢ぁ!」

客席はブーイングをする。
ドラムセットから出てきた殿下はいきなりステージに正座して
「申し訳ございませんでしたぁ」
ふかぶかと頭を下げたのだった。

いやぁん殿下、可愛いすぎますぅ…

「そんなわけで我輩は今日のMassの選曲を
高松のリストを見ながら考えた訳だがな…」
去り行く殿下の後姿を見送りながらにやにや笑いで閣下が言った。

順番から行けば次は和尚の番になるのだが…

閣下は昨日の話しを始められた。
今回のツアーのスタッフと構成員全員が揃って
『お食事会』を昨夜催されたそうで、
「ステージからこちら側は焼肉くさいと思うぞ」と仰られていた。
そのお食事会の時にいろんな話しが出て、
ある奴にこんな迷惑を掛けられたって言う話しが
次から次へと出てきて非常に盛り上がったそうだった。

「我輩もさっき迷惑を被った…これ」
和尚を指し示す…ピンスポも和尚を照らす。
御本悪魔は我関せずと言う感じでベースを弾く…
「オンベィス!ゼノン石川ぁ」
「どうも…ベースソロやったあとはチューニングがボロボロで…
さっきの曲の後半を弾くのが大変苦労してます…」
その言葉に頷く閣下。
「楽屋落ちでどうもすみません…」
和尚はそう言って去って行った。

そして松崎様…
閣下は何度聞いても今回のお名前を覚えておられない…
客席に松崎様のお名前を聞かれる状況。
一日も早く覚えて下さい。

「我輩は今日飛行機に乗るんで電車の駅に向かっていた。
でっ、駅の階段を上がって行くと『?』
遠くに見えるあの金色は…
しかし…いやギターケースも持ってるし…
彼とは色々なところで遭遇している。
紹介しよう!オンユアギターレフトサイド!ルーク篁ぁ!
ちなみに我輩と会う直前に世仮の姉とも遇ったそうだ…」

参謀は「いえぇーいまつやまぁ!がんばるぞぉー」と、
気合の全く入っていない声で叫びながら
下手側の暗闇に消えて行ったのだった…

「さて、ホームで電車を待って参謀と一緒に乗り込むと…
我輩達が入った入り口のすぐわきに赤い頭が見えて。
思わず『ニポンノカタデスカァ?』って…」

楽しそうに話す閣下
「なんかねぇそう言う状況になると高校生に戻ったみたいでさぁ…
週○文○を黙って読んでた彼の膝の上に参謀と荷物を
どんどんどぉんと乗せちゃった」

おーいそんな事しちゃって大丈夫だったのかぁ?
その後、どうなったのかちょっと心配。

「読んでいた週○文○はぐちゃぐちゃ…そんな被害にあった彼。
紹介しよう!オンユアギターライトサイド!エース清水ぅ!」

長官はギターを弾きながらマイク前に立った。
「被害って言えば…」
ギター漫談のはじまりである。

昔は曲作り合宿とかをやっていたそうで、それがたいがい山奥とかで…
ずーっとそこにいると煮詰まってしまって曲が出来ない。
長官はそうするとローディ諸兄の車に同乗し、
町の方まで出ていってコンビニでお買い物をしておられたそうである。

「雑誌をぱらぱら見たり…
そんな些細な事で俺の気持ちは癒されていたんだ。
ある日、コンビニに行って『あいすくりん』ってのを見つけて、
よぉし!これを買って帰って後で食べよう…
合宿所に戻って夕飯食って、風呂入って…さぁ!
…そう思ったら奴が俺の目の前で『あいすくりん』を食っていやがった!」
振り向き指差す先には和尚の姿が…

「他人の買ってきたモノを横取りして食べる…
そう言う行為で俺の気持ちが癒されて行くんだ…」
そんな和尚に長官はピックをめいっぱいの力を込めて投げた。
「まさに悪魔の行為ですな…」
飛んできたピックに微動だもせず言い放つ和尚。

「我々ね解散間近だからぎすぎすしてるんだよね…
表面上はニコニコしてるけどさぁ…」
でも満面の微笑を浮かべる閣下
「そう言えば参謀もなんか言ってたよね?」
「ああ…あの事件ね…」

参謀の事件はこう。

ツアーに出ててホテルから移動する時に
「じゃぁ5分後にロビーでね」と別れたそうだった。
そのとき参謀の背後で「シャワーが浴びたいなぁ」と言う声が
ぼそぼそ聞こえたそうである。
でも集合は5分後だからまさかねぇ…そう思って5分後ロビーに集まった。
しかし和尚の姿は見えない。
待てど暮らせど和尚は来ない…仕方が無いから部屋に行くと
中からシャワーの音が聞こえてきていたそうである。

そんな和尚の被害紹介でトークが終わる。
「…じゃぁそろそろ曲に行く?」
振り向くと長官の姿がステージには無い…
「曲に行きますよぉ〜曲!もしもしー曲に行きますってば…」
上手側の袖に向かって閣下が一生懸命声を掛けていた。

客席ののりがいつもと違うと構成員も何処かおかしくなるらしい…
奇妙なテンポのまま松山のMassは終わった。

…しかし解散の原因が『あいすくりん』で無い事を私は祈る。


<こだま 様より>

ある曲を演奏される前に閣下のお言葉に合わせて
同じ言葉を返す所があったのですが、
そこで松山の名物お菓子の名前を数種類引き合いに出し
「でっ、どれが不味いの?」と客席に聞かれていた。

客席からの声を聞き取った閣下は
「○○○○だってさ、それじゃ買わないようにな」
お土産のアドバイスを下さった。

構成員紹介の時参謀が昔話しをしてくれた。
とっても賢くないローディ君がいて、
よく失敗をして先輩のローディ氏に怒られていたそうだった。
ある日その先輩のローディ氏が後輩に
「お前四国4県言ってみろ」と言ったそうである。
「そのぐらい言えますよ、えーと神奈川県・・・」
「バカだなお前は、四国4県は松山県・・・」
その彼も間違っている。

「こんな程度認識しかされて無いぞ松山。
そう言う奴らと一緒に仕事をしているのかと思うと俺は哀しいよ・・・
でもそいつらがいなきゃできないから感謝してるけどさ」
そんな参謀の言葉に、客席はスタッフへの拍手を贈った。

ちょっとシャイで言い方が悪いけども、
ルーク参謀のやさしい悪魔ぶりが伺えて嬉しかったです。


<あかね 様より>

メンバー紹介の追加でーす。

閣下が某構成員に松山、広島のメニューの為に昨年の曲順を
問い合わせたところ、Eメールで妙なデータが送られてきた。
そうして飛行機に乗る為にバスで空港内を移動中のアナウンス。
「このバスは全日空松山行きです。」
某構成員。「…松山?俺どこに行くんだっけな…。」と思った。
なぜならば閣下のところに送られたEメールには広島と高松のメニューが
書いてあったのだ!
閣下「不愉快な話だろう?でもきっと君達はよくこの間違いを起こされて
   いることだと思う。高松と松山。まぎらわしい。だいたい県の名前と
   県庁所在地の名前が違う!解りにくい!!」
(申し訳ないことです…でも高松と松山ってそんなに
 間違われているのかなぁ…)
閣下「そう思いながら吾輩はこの松山にやってきて、空港から車で
   松山市内を走ってくると市役所だと思うんだが大垂幕で
   『2000年4月より松山市は中核市になります』って書いてある。
   ほう。いよいよ松山も『松山』って言う名前を諦めて『中核市』に
   するのか。じゃあ、一緒に県名も『中核県』にすればいいのにねぇ。
   そうすると『ポンジュース』も『中核のポンジュース』
   『松山商業』は『中核商業』、『松山競輪』は『中核競輪』、
   『松山えいたろう』は…人の名前やないかい!!(笑)」
                    (セルフツッコミ)
こうしてすっかりメンバー紹介から話がそれたのでした(笑)
そして某構成員が最後に
「高松と間違えちゃった!でもね、大丈夫!メニュー高松と松山同じだったから。」
そう言う問題じゃないだろう!by.閣下。
「紹介しよう!大きなブーイングで迎えてくれ!ライデン湯沢殿下ー!」
「ゴメン!ほんっとゴメン!!」
まさに平身低頭で謝る殿下(笑)
(気にしてません殿下(^_^)by.地元民、中核市在住(笑))

それとばったり会った閣下と参謀が羽田空港行きの電車に乗りこんだ後。
電車に入ったすぐそこの席には、赤い髪をした男が週間×代を
読んでいた(笑)
「ここ!入ってここにいたの!!」とすぐ横を指し示す閣下。
そして閣下と参謀は高校生のように
「ニッポンノカタデスカ?」
と声をかけた後自分達の荷物を彼の膝の上に積み上げたのだった。
そして週間現×はカバンの下でぐちゃぐちゃに。
閣下「紹介しよう!ぐじゃぐじゃの週間×代を読む男!
   Mr.エース清水ー!!」
長官「羽田空港へ行く電車の中でなにジンだかわかんない人達に囲まれて
   ちょっぴり怖かったエース清水です。」ぺこり。
この後、昔、合宿中のささやかな楽しみだったアイスクリンを和尚に
食べられたことを思い出して責めてました(笑)
「解散の原因はアイスクリンだ!」…って長官…( ̄▽ ̄;)

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広島厚生年金会館(10/24)

<小暮 忍>

オープニングMCは長官。
夢番地広島のT氏の姿が見えないので淋しいとおっしゃる。
「皆もT氏を見かけたら、声をかけてあげてくださーい」
なんていう、ほのぼの(?)とした内容から一転、
「広島!涙腺ゆるんでますか?ミサは、ゴリゴリのコテコテでゆくぜ!小鼻を赤くしてる暇はないぜ!」
「Hey!広島ぁー!準備はいいかー!」
という雄叫びとなった。

いつもながら、構成員登場には胸が高鳴る。
最後に登場する閣下の姿の一部が見えた瞬間に、
早くも涙がにじんでしまった。

古参信者向けと思われる3連発の後、最初のMC。
例によって、まずは観客との掛け合い。
「○○政務次官」「CTBT」などのとっても役に立つ言葉から
「山陽新幹線コンクリート落下」といった時事ネタ。
「安芸乃島、優勝、逃す」という相撲&広島関係。
さらには「××会館、あなごめし、まずい」といったグルメなネタまで、
相変わらず閣下の守備範囲は広い。
しかし、いずれも暗い話題といった感じで
「何かいい事はないのか」ともおっしゃっていた。

今回のミサは、古参信者から新米信者まで、コアな信者から初心者まで、すべての客に対応すべく曲目を選んでいらっしゃるという。
「今やった曲と、これからやる新しい曲には十数年の時間の差があるわけだけども、そんな時間を感じさせない。同じくらいくたびれる。」
「いつまでも、・・・あ、口の中噛んじゃった・・・若いという事だ。が、そんな事を言ったらおしまいだ・・・」
確かに、若いという言葉を自賛の意味で使うようになったら、それはもう若くないってことですね。

そんなわけで、ここから新曲3連発+かなり嬉しい企画もの。
もはや、ミサの定番となったあのダンシングや、コント・・・いや、演劇のような演出、さらに・・・。
うーん、これは嬉しすぎて書けない。

そして構成員紹介。
「松山のホテルで、この構成員の部屋のウオシュレットの調子が悪く、座る位置を調整しないと水が出ない。しかし、そこに座ると当たって欲しい所に当たらない。そこでまず水の出てくる場所に座り、水が出るまでの一瞬の間に座り直さなければいけない。」
そんなネタで紹介されたのは、ライデン殿下。
「どうですか、広島のウオシュレットの調子は?」
それに対して殿下「バッチリです!だから広島は好きです!」
と言ってしまってから「でも、こんな風にいうと、ウオッシュレットのせいで松山がキライって言ってるように聞こえるかな。そんなことはありません」
松山へのフォローも忘れない律儀な殿下であった。

「各地で、様々なエピソードを暴露されてこたえているのか、今回、打ち上げの後、彼は自分でアイスクリームを買っていました。今日はアイスクリームを自分の金で買ったゼノン石川!」
これは、松山のミサでおっしゃっていた「長官のアイスクリンを和尚が食っちゃった事件」のその後、ということですね。
そこで和尚の所まで歩み寄り、客席からよく見えるようにと和尚をセンターまで誘導する閣下。
「実はこの話には落ちがあってね」と和尚が話しはじめる。
「財布の中に126円しかなくて、アイスキャンディ(和尚はアイスキャンディというのね)しか買えなかったんだ。そこを閣下に見られたら、もう終わりだ」
確かに。かっこうのネタを提供してしまいましたね和尚。

「いつも変な衣装を着せられていたんだが、今回の衣装はお気に入りらしい」と紹介されたのは今回やっと名前を覚えてもらったマツザキ様。
「このツアーの前に免許証の更新をしてきましたが、前の免許証の写真と今度の写真を見比べて驚きました。顔の大きさが1.5倍になっていたのです。次の更新は5年後ですが、いったい何倍になっているのでしょうか」
最近、マツザキ様が秋元康氏に似て来たと思うのは私だけでしょうか?

「吾輩がMCで話すネタとかを色々考えていた時に、部屋の外からこの構成員の話し声が聞こえてきた。と思ったらぴたっと声がしなくなって、すーっといなくなってしまった。それはたぶん、吾輩に聞かれるとまた、ネタにされてしまうと思ったからに違いない。では、自白していただきましょう。ミスター・エース清水!」
そこで美しくももの哀しいギターの調べに乗せて長官の独り語りが始まる。
それは長官のお友達の話。
「彼が田舎のトイレに入ったら、それはいわゆる汲み取り式のトイレで、それが随分溜まった状態だった」
1フレーズごとにギターをぽろろんとならす長官。
「すぐそこに水面が。これは、100%おつりが来るだろう。そこで彼は考えた。おつりがくるまでの間にこう(体を横に動かす)すればお尻を汚さないですむ」
ここで閣下の茶々が入る。
「ギターの美しいメロディと雰囲気が合わないんですけど」
しかし、長官は全く取合わない。
「そして、こう(体を横に動かす)したら・・・便器の外にうんこをしてしまったのさ」
って、そんな話で良いのか?
殿下のウオシュレットの話で思い出したそうである。

「昨日、我々は松山から船で移動して来たわけだが、この構成員は船酔いをするために一名だけバスでやって来た」というのはもちろん参謀。
そこで参謀、ギターを弾いて歌い出す。

♪広島にやってくる時に〜船にのらなきゃいけなくて
俺は船にはよわいのさ〜だからバスできたんだよ
あ〜あ、やんなっちゃった、あ〜あんあ、おどろいた♪(←うろ覚え)

会場大ウケ。みんなで大合唱。
長官のギター漫談に対抗して、即興で作ってみたんだそうです。
今後、恒例になるか?

船酔いといえば、参謀の代表的船酔いエピソードが、今はなき「呉ポートピア」での船上ミサ。
まあ、大きな船だし繋留されてるから大丈夫でしょう、というスタッフの言葉にだまされて船の中に入ってみたら「びみょーに揺れてるんだよね。だから、俺だけホテルに帰って変身したのさ」
ミサ中はテンションが上がってるから大丈夫だったのだとか。
そういえば、あの時、参謀はやたらくるくる回ったり、尋常ではないキレ方でした。
そんな参謀の話を聞きながら、波のリズムで揺れている閣下。
やめてくださいー。参謀が酔ってしまいますぅ。

「船で来れば良かったのに。面白かったよー、スタッフがすごいはしゃいじゃって。床をころげまわったりして、挙げ句の果てに、これ」
と言って閣下がやってみせたのは「タイタニック」のポーズ。
「しかも、船首じゃなくて船尾」
ありがちありがち。

「話は変わるけど」と言って閣下が話しはじめたのは、当日、広島に来ていた大相撲地方巡業広島場所のこと。
「巡業部である「大徹」(今もこの呼び名で通す)と晩飯を食ってたら、大徹が全力士の宿泊先リストを持っていて、こりゃ良いものをみつけたと思って、知り合いの力士の部屋番号をメモして、片っ端からいたずら電話かけた」って、こらー!ダメですって。

そんな話の最中、閣下は、スタッフに連絡事項が出来たので、参謀に「繋いどいて」といってソデにはけてしまった。
そこで参謀「広島ではお好み焼きの事を広島焼きって言うんだよね」
ノーリアクションの会場。
「あれ?広島焼きって言うんでしょ?」
ぼそぼそと「言わなーい」という反応。
そこへ閣下が戻ってくる。
「広島以外の奴が広島焼きって言うんであって、広島の奴らにはあれが「THE お好み焼き」なんだよ」
会場喝采。
それを聞いて参謀「じゃ、大阪のやつは大阪焼きって言うの?」
客「言わなーい」
参謀「なんて言うの?」
客「お好み焼き!」
参謀「何だそれ。お前らにはアイデンティティってものはないのか!」
いやいや、広島県人は懐が深いですからね。
認めるんです、他人の主張も。

などとすっかり和んでしまった構成員紹介。
ここから、本編終了までぶっ飛ばす。
特に、これまでどこでもやってなかった曲が加わっていて、それには驚き、そして感動。

アンコール1は嬉しさてんこ盛りのメドレー。
ここでは何かに付け、閣下と長官の絡みが最高。
信者がお二方に対して抱いているイメージを逆手にとった、秀逸な演出。
(演出じゃなかったりして?)

アンコール2。
最後の曲の前に閣下のMCが入るんだけども、これがたまらない。
「広島では、つい、核についての話をする事が多くて、それは、吾輩が広島に住んでいた時の友達に被爆2世のやつとかいたりして・・・」
「これから、先人の踏んで来た同じ轍を踏まないように声をあげて行くのは、悪魔でも聖飢魔IIでもなく、広島の諸君達であって欲しい」
「これからも、広島の事はちょっとだけ贔屓目にみつめているよ」

そして最後の曲。
私は殆ど微動だもせずに、ずっと閣下をみつめていた。
初めて参拝したミサで、目の前の閣下に釘付けで一歩も動けなかった、あの時のように。
涙が、ゆっくりとこぼれた。


<あかね 様より>

和尚の財布の中に126円しかなかったと言う話の後。
閣下「126円しか持ってないの?!かわいそうっ(よよょ)
   ミサも見れないよ?CDも買えないよ?うぅっ(さらによよょとなる)
   彼にあわれみの拍手を」
(泣き声付きの拍手が客席からあがる。
それを受けて何故か胸を張る和尚(笑))
閣下「本当は銀行に行きそびれているだけで、たんまりと貯め込んでると
   言う…構成員に内緒でバイトもしているそうです。この間それも
   バラされていた(笑)」と、おっしゃってました。

そして長官のギター漫談の後の牧シンジな参謀の歌が。
参謀「♪あ〜あぁ〜やんなちゃった、あ〜ああぁ驚いた
   広島行こうと思ったら船に乗らなきゃいけなくて
   俺は船には弱いのさ〜そんなワーケでバスで来た。
   あ〜あぁ〜やんなちゃった、あ〜あんあぁ驚いた♪」
会場大合唱。拍手大喝采(笑)
参謀「おかげでゲロはかなかったぜぇ〜!すっきりさ!」ポーズとる参謀。
閣下「ああ、可笑しい(笑)」ウケまくる閣下。
この後今はなき呉ポートピアランドの話の後。
閣下「ステージになったらテンション上がって大丈夫なんだ?
   だったら船上パーティーも大丈夫なんだ。」
参謀「それはパーティーが始まるまでが死にそうに辛くてね…何とか自分を
   ごまかそうとして『俺は船酔いじゃない。俺は海の男だ。
   ここに(二の腕を指し示す)碇のイレズミもあるぜ(笑)
   そんなことを思いながら遠くの方ーを見て(遠くを指差す)
   何とかごまかしたんだ。」
参謀「もうクイーンエリザベスとか乗れないよ。金はあるけどね!」
(参謀カッコイイ――――っv)

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京都会館第一ホール(10/26)

<変身忍者 嵐 様より>

今夜のお相手はルーク参謀。

何故か会館の下手側にある階段を通るたびにブルーになる…
しかしその原因がなんなのか全く記憶が無い…
何か合ったはずなのだが思い出せない…
でもブルーになる…
昔参謀はこの会館で何か衝撃的なことに遇われたのだろうか?
最後の京都MASSだからその謎は永遠に解けない…

足慣らしとか肩ならしとは程遠い曲が立て続けにホールに響く。
何度参拝してもやっぱり息切れは否めない。

ステージが暗転して閣下にピンスポがあたり
最初のMCが来ると『ほっと』息を付き汗をぬぐう…
どこかのホールで閣下も仰っていたが
『ステージの上も下も四捨五入すれば40代だからなぁ…』
そんな言葉が頭の中をぐるんぐるん廻った。

今夜の最初の掛け声…ご挨拶は京都近郊の紅葉情報…
毎回毎回閣下の下調べ(ネタ集め)は細かいと感心してしまう。

閣下:我々構成員の間では客席がどの程度盛り上がってるいるかの
   目安は『どのくらい拳が上がっているか?』なんだけどね…

そんな話しから筋肉痛が襲ってくる話しになった。
翌日に来る奴とその次の日(明後日)に来る奴がいると思うけど…
我輩は明後日に出るようになってしまった。
だから無理に拳を上げないで自分なりに楽しんで帰ってくれ…と。

取り合えず無理の無い程度に拳上げますよ…

とかなんとか頭の隅で思っていたのだが
…そんな事を忘れさせられるような選曲がなされている。

リラックスタイム…
あ、いや構成員紹介の時間がやってくる。

京都会館第一ホールは客席は空間がいっぱいあるんだけど
ステージの上は実はとっても奥行きが無くて狭いそうである。
それでセットの一部が殿下の後頭部にあたりそうになっているそうであった。
セットの一部を指しながら閣下と殿下の会話が交された。

…あぁめちゃめちゃ書きたいが…
これはネタばれになりそうなので涙を飲んで控えさせて頂きます。
でも閣下と殿下の掛け合いがとってもキュートだったのは間違いありません。

続いて和尚の番なのだが、
なんとあの『キルギス邦人拉致事件』の方々のなかに
ご親戚がいらっしゃったそうであった…
(ご親戚が無事に帰ってこられて良かったですねー和尚)

その話しのあとでステージ中央で閣下と和尚が一本マイクでトーク。

閣下:何かわしら漫才師みたいですなぁ
和尚:そうでんなー
閣下:そぉいえばあんたの親戚人質になってたそぉで
和尚:はい、そうですぅ
閣下:しかしこんな似非関西弁使ってるとそのうち怒られまっせ
和尚:ごめんなさい、関西弁できないのに喋ってました…

その一本マイクが置かれた会場のセンター
京都会館はセンターが通路になっているのである。

和尚:それじゃぁ閣下は通路に向かって一生懸命歌ってるんですね?
閣下:そう、通路に向かって我輩はエネルギーを注いでいるんだ…

そんな通路になりたいと思ったD宗もかなりいた事でしょう。

最近閣下がようやくその名になじんできた松崎様。
昨年の『47都道府県…(以下略)』で京都に来た時に博物館で
彼の興味をそそる展示が催されていたそうでした。

博物館までの道のりをきちんと調べずに
「取り合えず駅からタクシーに乗れば…なんとかなるだろう」
そんな軽い気持ちで乗ったら何時まで行っても到着しない…
千円、2千円…メーターはどんどん加算して行き
軽い気持ちで来ていた松崎様は青くなられたそうでした。
ようやく目的地に辿り着き、ホッとして見ると
『本日休館日』
無常な札が下がっていたそうでした。

…で、次の日悔しいから早起きしてちゃんと見に行ったんですけどねー
さすが松崎様…

次は参謀。
やはり昨年の『47…(以下略)』にまつわるお話しでした。

参謀:去年京都で会場入りする時にチャリンコで入ったんだけどさぁ
   ロンドンブーツって言うのは何とかこなせるんだよね。
   でもさぁこのパンタロンって言うのが曲者で、
   九州地区廻ってる時に裾を破いちゃってさぁ…
閣下:それじゃぁ裾が破けてない参謀を見てるのは
   九州の前半にいた人だけなんだ?
参謀:そう言う事になるねぇ…
閣下:格好つけてるのに裾が破けてるんだ。
   『きゃールーク参謀素敵ぃ』って言ってるけど…
参謀:裾破けてるの…んで俺も『いえぇぇぃ!』って格好付けてるけど…
閣下:裾が破けてるんだ
参謀:しかしさぁステージ衣装を着たままチャリンコで会場入りしないよなー

それでこの前の京都ライヴの話しになった。

カメラマンが面白い写真を取りたいと言うので、
会場の側にあった商店街に行き、
そこの漬物屋さんで写真を取らせて貰う事になったそうである。   
呼び込みをしたり色々と参謀はあの姿で働かれたそうである…

参謀:んで、最後におばちゃんと一緒に写真を撮ったんだよねー
  (会場からは『いーなぁ!』『えー!』の声が上がる)
閣下:お前等そのおばちゃんが羨ましいか?
  (無論会場からは羨ましいの声が聞こえる)
参謀:えーっ…こまっちゃうなぁ…
  (もじもじする参謀を尻目に閣下がニヤニヤ笑ってこう言った)
閣下:大丈夫だ!そのうちお前等もみんな「おばちゃん」になるから…

………そりゃぁそうだが…

でっ参謀は、そのおばちゃんに写真を送るって話しをしてあったので
今回、写真を持っておばちゃんの所へ行ったそうである…
それも1時間早起きして今年の戦闘服を着て…チャリンコで。

参謀:結構、そのお店はお客さんで賑わってたんだよね。
   でっ「おばちゃん!写真持ってきたよぉ!」って俺が行ったらお客さんが
   蜘蛛の子散らすみたいにわーって居なくなっちゃったんだよね…
閣下:営業妨害しちゃったんだ?
参謀:そうかも…でもおばちゃん喜んでくれてたし…
   でもさぁ俺心配だったのよ…お店が無かったらどうしようかって…
閣下:???
参謀:いやぁ…お店が倒産しちゃってたりとか、おばちゃんが居なくってさぁ…
   お店の奥の方に白黒の写真が飾ってあって…
   『あれぇ?おばちゃんあんな写真になっちゃって…』って。
閣下:おばちゃんてそんな歳なの?
参謀:いやそうじゃ無いけど人間何があるかは判らないじゃないの…
   それとか『この店O−157が出たので営業停止』ってそんな張り紙が、
   あったりしたらどうしようかって心配でさぁ…
閣下:まぁ無事に渡せて良かったじゃないの…
   おいお前等その店に行くと参謀の写真が飾ってあるかも知れないぞ!
参謀:棄てられてたら哀しいよね…
閣下:…で、参謀、そのお店の名前は?
  (金髪の頭をを両手で抱え込み暫し悩む…)
参謀:……う〜ん解らない。
閣下:もしかして全く見てないどころか憶える気も無かったんじゃないの?
参謀:そうかも。
閣下:さすがルーク参謀…
  
何がさすがなのかちょっと理解に苦しみました…

そして長官…

長官の京都の思い出話は結構有名なネタだそうで、
閣下が「またそれですか?」と言うと
「じゃぁ話すのやめた…」と拗ねる長官。

それでも久々に参拝した信者と新しく着た客の為にお話し下さった。

高校2年生の期末に長官は風疹にかかられたそうでした。
しかしその試験を受けないと2年生をもう一度しなきゃダメって状態で、
担任の先生に言われて試験を受けたそうでした。

俺の学校は赤点を2つ取ると留年が決まるんだけど、
その時俺は8つも赤点をとっちゃって…非常に不味い状況だったんだ。
でも、担任の先生が他の教科の先生達の所へ俺を連れて行って
「うちのF組の清水は試験の時に風疹にかかってたんです…
 どうぞその辺を考慮してやって下さい…」
そう言って頭を下げて廻ってくれたんだよな…
おかげで俺は3年生に無事になれたんだ。

で、3年生になるとすぐに修学旅行で、京都。
当時、俺は旅行委員ってのをやってたんだ。
誰と誰が仲が良いとか悪いとか、新幹線の座席を決めたりとか…
そんな事をやってて、旅行委員だから集合時間前に駅に行って
『F組』って旗を持って待ってたんだけどな…
俺のクラスは55人
(数字は記憶が無いけどその位だったと思います:嵐)
そのうち半分が俺のうつした風疹で修学旅行に来れなかったんだ…

それで、京都に行って俺と当時の生徒会長が酒を飲んでて、
べろんべろんに酔っ払った生徒会長が夜中に京都御所に忍び込んで
火災報知器を押しちゃって…
うちの学校はその次の年から修学旅行は無くなっちゃったって話しさ。

…高校生って未成年ですよねぇ…
それにしても物凄い修学旅行だったのだなぁと長官の話しを聞く都度思います。

そんな心温まる(…温まりましたか?)メンバー紹介を挟んで
MASSは執り行われたのでした。

(開演時刻18時45分 終演時刻21時30分
 なんかどんどん長くなって行くのは気のせいでしょうか?)

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