2000/8/27(SUN)  日比谷野外音楽堂


デーモン小暮、石川俊介、雷電湯澤(ex.聖飢魔II)、
DIAMOND☆YUKAI、木暮“SHAKE”武彦(レッド・ウォーリアーズ)、
寺田恵子、五十嵐美貴(ex.SHOW-YA)、渡辺敦子、富田京子(ex.PRINCESS PRINCESS)、
はたけ(シャ乱Q)、則竹裕之、須藤満(T-SQUARE)、真行寺恵里、
加納秀人(外道)、是方博邦、大橋隆志(THE OUTSIDERS)、
竹内光雄(ex.D.T.R)、坂本英三(ex.アニメタル)、福田“Hiroya”洋也(ex.ANTHEM)、
杉田一浩(Bump’n Grind)、石黒彰、小野香穂里

M-1 DREAMS / VAN HALEN ・・・・・・・・・・・・・・・・・・「5150」('86) 石川、湯澤、石黒
M-2 STILL OF THE NIGHT / WHITE SNAKE・・・・・・・・・・「SERPENS ALBUS〜白蛇の紋章」('87)石川、湯澤、石黒
M-3 SPOTLIGHT KID / RAINBOW ・・・・・・・・・・・・・・・「Difficult To Cure」('87)石川、湯澤、石黒
M-4 PLEASE DON’T LEAVE ME / PRETTY MAIDS ・・・・・・「SIN-DECADE」('91)石川、湯澤、石黒
M-5 LED BOOTS / JEFF BECK・・・・・・・・・・・・・・・・・・「WIRED」('76)石黒
M-6 VENUS / SHOCKING BLUE・・・・・・・・・・・・・・・・・・「VENUS」('70)石黒
M-7 CHINA GROVE / DOOBIE BROTHERS・・・・・・・・・・・・「The Captain And Me」('73)石黒
M-8 BURN / DEEP PURPLE ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「BURN」('74)石黒

M-9 ROADHOUSE BLUES / THE DOORS・・・・・・・・・・・・・・「Morrison Hotel」('70)石川、湯澤、石黒
M-10 STAY WITH ME / FACES・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「馬の耳に念仏」('71)石川、湯澤、石黒
M-11 TRAIN KEPT A ROLLIN’ / AEROSMITH・・・・・・・・・・「GET YOUR WINGS」('74)大橋、石黒
M-12 PURPLE RAIN / PRINCE・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「PURPLE RAIN」('84)大橋、石黒
M-13 BLACK MAGIC WOMAN~GYPSY QUEEN / SANTANA・・・・「ABRAXAS」('70)石黒
M-14 KILL THE KING / RAINBOW・・・・・・・・・・・・・・・・・・「Long Live Rock’n Roll」('78)閣下、大橋、石黒
M-15 DREAMER / LAZY ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「宇宙船地球号」('80)閣下、大橋、石黒

M-16 ROCK AND ROLL / LED ZEPPELN・・・・・・・・・・・・・・・「LED ZEPPELIN」('71)全員

(敬称略及び敬称のみ・(笑))

野音。思い出深き野音。どしゃ降りの野音。そんな野音に、一年ぶりにやって来た。おかげ様で今日は晴天。少しは曇れよと言いたくなるほどのピーカンである。日比谷公園のやぶ蚊と闘いながら開場を待つ。ざっと見た感じ、信者密度高し。当然か。解散後まだ9ヶ月足らず、余韻はまだまだ熱く残っている。それに、この1ステージで閣下、石川さん、湯澤さん、大橋さん、石黒さんと、聖II関係の内5名までも拝見することが出来る。お得と言えばめちゃめちゃお得なのである。これでもう1名ギタリストが加われば、ほとんど聖IIまんまなのだ。う〜ん、惜しい(笑)。

ま、それはさて置き、ステージでは前説(?)が進行している。そこで発表された情報をお報せいたしましょう。「このライブの模様は、スカイパーフェクTV!フジテレビ721チャンネル北野にて、9月23日(土)放送されます」ということです。相変わらずスカパー、やってくれます。こうなったら、地上波解約(出来ないけど)して、スカパーだけ契約したいもんです。それからもう一つ、閣下の使い古し…おっと失礼使用済みプレーヤー(アナログ・4チャンネル)とサイン入りTシャツがオークションかけれるそうです。その番組名は忘れました(笑)。オフィシャルサイトか、他の信者さんサイトでご確認ください。

さて、いよいよライブのスタート。下手から出演者の方々が登場。いきなり石川さんの姿が見えて、早くも興奮。そして、湯澤さんがドラムセットに。ああ、なんて幸せなのでしょう。2ヶ月ぶりのRX。石川さんはエンジ色のTシャツにキャップをかぶり、濃いブラウンのサングラスといういなせな姿。湯澤さんは黄色っぽいTシャツに短パン(ちょっとあやふや)。解散後はとりあえず裸で活動することだけは決めていると、湯澤さんはおっしゃっていましたが、今のところずっとTシャツですよね。もしかしたら、これから毎年一枚ずつ着込んでいらっしゃるのでしょうか。となると、来年はスーツ姿で、再来年は和尚並みの戦闘服で、その次は、やっぱ着ぐるみ?なんて…。

1曲目を終わったところで機材トラブルが発生したようで、ヴォーカルの若い女子(真行寺恵里)が「アドリブ弱いんだよなあ」と言いながら間をもたせている。そのついでに、メンバー紹介。石川さん、湯澤さんにはひときわ大きな声援。やっぱ信者密度濃いなあ。トラブルは結構長引いて、アドリブに弱い恵里ちゃんは冷や汗かいて四苦八苦。こういう時は、石川さんにフルのよ。そうすれば5分や10分は余裕で場をもたせてくれます。と、教えてあげたいとは思うもののそうはいかず、緊張感のある時間は過ぎてゆくのだった。その後は順調。時折石川さんが湯澤さんの方をチラッと見やり、タイミングをはかっている様子などを見ると、なんとも言えない気分になる。やっぱり、この二人には、一緒に活動を続けていって欲しいな。石川さんの眼差しの先に湯澤さんがいることの安心感。それは絶対に失いたくないものだから。

3曲目のヴォーカルは坂本英三さん。キャラクターを掴みにくいというか、とにかくおかしい人。ジャニーズと地域限定の持ちネタで、ゴンゴン暴走。こりゃ、下手したら閣下でさえ食われてしまうぞ。でも、なんか憎めないというか、ファンになっちゃいました。石川さんも思わず笑顔。腰は低いが口は悪い(笑)。うまく説明出来なくてごめんなさい。5曲目からRXは引っ込み、しばらく休めるかななんて甘っちょろいことを考えていましたが、竹内光雄さんがとってもハンサムで、ちょっと高めの声もなかなか好みで、休んでる場合じゃありませんでした。英三さんとツインヴォーカルで聴かせてくれた『BURN』は最高に盛り上がり、久々にヘドバンいたしました。いやはや、たった1曲のヘドバンで足はフラフラ、頭はクラクラ。だめですなあ。でも、やっぱりこういう風に身体を動かすこと、本当に気持ちいい!

8曲目を終わったところで、東海林のり子さんが登場し、プレゼントコーナー。竹内さんと英三さん、恵里ちゃんも加わって、チケットの半券で抽選が行われました。何も当たりませんでした(笑)。

第2部。またまたRXの登場です。ここでも、木暮“SHAKE”武彦さんの機材トラブルがあって今度はヴォーカルがいないもんだから、どうやって間をもたせるのか?すると石川さんがアドリブでベースを弾き始め、それに湯澤さんがドラムで合わせ、石黒さんのキーボードが加わって、素晴らしいセッションが始まったのです。うう。来て良かった。そりゃもう絶妙のコンビネーションで、そのまま1曲分くらい続けていただきたいくらいでした。トークで繋ぐのも良いけれど、こんな風に自然発生的な演奏で間をもたせるというのも、素敵なものですね。

11曲目から登場の寺田恵子さんは、めちゃめちゃカッコよかった。深いスリットの入った赤いスカートで、そのスリットから太ももの刺青が見えて、とってもセクシー!女子で固めた中に、大橋さんが加わって、華やかで色気のある時間を堪能いたしました。それにしても大橋さんの笑顔には参っちゃいます。もう、ふにゃふにゃです。

そして、14曲目。いよいよ、閣下の登場です。閣下の衣装は、オレンジのジャケットにストライプのベストという『ふるさと総世紀末』ツアーの時のものでした。曲名は『KILL THE KING』。閣下にピッタリの曲ではありませんか!実は、このライブがはじまってからずっと、ノッていればいるほど、無意識に指が悪魔サインをしそうになるので、すごく頑張ってそれを抑えていたのですが、閣下ご自身があの形でポーズを決めてくださっているのを見て、もう抑える必要はない!!ということがわかり、やっと、心のままに、これまで身体に染み付いたノリ方で閣下のステージを楽しむことが出来ました。

今年初、解散後初の生歌閣下はそりゃもう素敵でした。シャウトには鳥肌が立ちました。挑発的なステージングもそのままです。登場の瞬間からその曲が終わるまでずっと、全く無意識に、声にならない叫び声をあげ続けてました。気が付けば涙もにじんでました。だって、本当に、この瞬間を待ちわびていたのですから。

次の曲の前にMC。「ぃやっほぅ!」「ぐっいぶにんぐ!」と客席との掛け合い(これも、涙ものですね)。それから、会場で配られていたチラシの中に『!』の告知も入っていたのですが、それについて「あれを見て、閣下のソロライブでは『閣下!』と呼んではいけないのですか?『エクスクラメイション』と呼ばなければならないのですか?とか、とんちんかんな質問をうけるが、あれは吾輩のソロユニットの名前であって、吾輩の名前が『!』になるわけではない。まして、今日はどこにも『!』はいないのだから、閣下と呼べばいいんだ」とお話しになりました。いやー、その説明はとてもありがたいのですが、出来ることなら一度くらい、閣下に対して『びっくりー!』と声をかけてみたかった(笑)。こう公式にお達しが出ると、間違ったふりして『びっくりー!』と呼ぶわけにはいきませんよね。それから、次の曲の曲紹介で「日本語の曲でごめんな」とおっしゃったのですが、この「ごめんな」に私は弱い。っていうか、みんな弱いでしょ(笑)。本編最後の曲は、寺田恵子さんとのツインヴォーカル。閣下の視線が何度か太ももの刺青に注がれたことを、私は見逃しませんでした。

アンコールは全出演者参加。閣下は半被姿にお召しかえ。サタンオールスターズをも上回る人数がステージ上に勢揃い。閣下はいつものように水を客席に吹きかけ、さらに出演者たちにも吹きかけてまわっていました。湯澤さんには特別たくさんのシャワーを見舞われていました。それを嬉しそうに笑顔で受ける湯澤さん。ああ、なんて心あたたまる光景でしょうか(そうか?(笑))。ポータブルのキーボードを抱えて前に出てきた石黒さんにも、わざわざ追っかけて行ってシャワーを浴びせる閣下。それを必死によける石黒さん。そして、今度は石黒さんが口いっぱいに水を含んで閣下を追いかける。追いついてシャワーを浴びせるも、それは霧状にならず、ダーっと足元にこぼれるばかり。あのシャワーは簡単そうに見えて、そうそう誰にでも出来るものではないんですね。そんな大騒ぎの中、ライブは終了。本当に楽しくて、感激のステージでした。やっぱり、ライブが一番!閣下のみならず、全ての元・構成員の方々には、ぜひとも又、ステージに立っていただきたいな。そう強く感じた一夜でした。

おまけ

どの曲の時だったか覚えていないのですが、まだ出番前の閣下が、ステージの裾に一瞬現れて、そりゃあ、もう、大変な騒ぎ(私は(笑))でした。